2019年05月12日

ジャクチスミレとシコクスミレ(2019/5/2広島県北西部)

GWの帰省時に西中国山地に行きました。数年ぶりにジャクチスミレとシコクスミレを観察しました。

ジャクチスミレは広島県北西部の一部の山にのみ自生するスミレです。シコクスミレとスミレサイシンが交雑したスミレで、両種の中間的な形態をしています。咲く時期もスミレサイシンが最初に咲き、次がジャクチスミレ、そしてシコクスミレの順です。南方系のシコクスミレと北方系のスミレサイシンが同所に生育するこの地域ならではのスミレと言えます。


前回は春の進みが遅く、スミレサイシンは咲き残り、ジャクチスミレは満開、シコクスミレは咲き始めでした。今回はスミレサイシンは終わり、ジャクチスミレは咲き残り、シコクスミレは満開でした。咲く時期が微妙に違うのですべてをいい状態で観察するのは無理ぞうです。



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ジャクチスミレ

花弁はスミレサイシンとシコクスミレの中間の大きさで丸みも強く、色もスミレサイシンより淡い傾向にあります。側弁基部には毛があります。この点はシコクスミレの形質と思われます。


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ジャクチスミレ


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ジャクチスミレ
葉は展開してもスミレサイシンより小さくシコクスミレに近い大きさです。


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群生するシコクスミレ、ヤブレガサとともに。今回お気に入りの写真です。


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群生するシコクスミレ、エンレイソウと共に。



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シコクスミレのポートレート


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シコクスミレ、葉の展開はスミレサイシンやジャクチスミレより早いようです。


ジャクチスミレとシコクスミレ、両方とも好みのスミレです。今回も観察できてよかった。



posted by makokuni at 18:24| Comment(0) | スミレ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

西中国山地のラン(2019/5/1-2広島県北西部)

GWに西中国山地で観察したランです。他にもコケイラン等も咲き始める時期ですが出会えませんでした。


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カヤラン
渓流沿いの木に着生したカヤラン。数か所で確認できましたが、花弁が大きく開いている株はほとんどありませんでした。


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カヤラン
花弁が開いていない株が多く残念。


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カヤラン
比較的細い横枝に沢山の株がついていました。


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モミラン
今回はマクロレンズで撮影できる距離には咲いていませんでした。垂直な木の幹に咲いている株を見上げて望遠で撮影しました。
数か所で観察できましたが、横枝に付いていた大きな群落は着生していたコケごと崩落したようで残念でした。


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ユウシュンラン
数年前に大きな群落を確認した場所には行けず、カヤランを観察した渓流沿いで1株のみ確認しました。


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イチヨウラン
ジャクチスミレを観察した山から降りた後に、移動して2年ぶりに観察。


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イチヨウラン
花茎の伸びていない小さな株が愛らしい。花の付いていない株も複数ありました。


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イチヨウラン
花のアップ。


西中国山地にはこの時期から夏まで様々なランが咲いていきます。滋賀に住んでいるのでなかなか行けませんが、折に触れて行きたいと思います。





posted by makokuni at 12:00| Comment(0) | 野草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クロジ(2019/5/3広島県北東部)

GWも終わりすでに一週間経ちました。
遅くなりましたがGWに観察した生き物をボチボチあげていきたいと思います。

今回のGWで一番嬉しかった出会いは、クロジです。西日本では冬鳥として各地で越冬していますが、わずかに繁殖も記録されています。
帰省時にいつも訪れる山では以前から春にさえずる個体を観察していました。高い梢の先端で鳴いていることが多く、近くで観察することはできませんでした。
ところが今回、思いのほか近くでさえずる個体を観察できました。また複数の♂がさえずり、縄張り争いで飛びまわるのも見ることができました。
この山ではおそらく繁殖している可能性が高いと思います。


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さえずるクロジ♂


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同一個体


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同一個体

動画も撮影してみましたので、以下のリンクでご覧ください。

https://twitter.com/i/status/1127396867946323968



ラベル:クロジ
posted by makokuni at 10:21| Comment(0) | 鳥見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月07日

オオバキスミレ(2019/4/29滋賀県湖西北部)

4月29日、湖西北部にオオバキスミレを見に行きました。例年ほぼ同時期に観察に行っていますが、毎回状況が異なり面白いです。

今回は渡ってきた夏鳥のオオルリやキビタキのテリトリー確保の行動がいくつか観察できました。動画で一連の行動が撮影できればと思いますが、なかなか難しいでしょうね。


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オオルリ


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オオルリ、上の個体とは別。尾羽を広げて翼を細かく震わせながら滑空していました。ディスプレイの一種だと思いますが、初めて見ました。


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キビタキもたくさんいましたが、撮影できたのはこの個体だけ。


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キビタキ、同一個体。


今年はシハイスミレのバリエーションを観察したかったのですが、既報のとおりいつもの場所ではうまくタイミングが合いませんでした。
この場所では例年シハイスミレのピークは過ぎているのですが、今年は満開でした。


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シハイスミレ、花弁の色が淡い株。


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シハイスミレ、さらに花弁の色が淡く白に近い株。


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手毬状に満開のシハイスミレ。葉に淡い斑があります。


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シハイスミレ、上と同一株を別角度で撮影。かなり雰囲気が変わります。


さて一番の目的であるオオバキスミレですが、花期の長いスミレですがもう少し早く行った方がよかったようです。特に大きな株では新鮮な状態の花が少なくなっていました。


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崩落した砂礫の斜面に生育するオオバキスミレ。この辺りではこうした斜面を中心にオオバキスミレが生育しています。


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オオバキスミレの大株。茎の赤みが強い点、全体に小型の株が多い点など、中国地方のダイセンキスミレに近い形質を感じさせる特徴があると思います。


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オオバキスミレ


今年もオオバキスミレを観察しました。GWには帰省してダイセンキスミレを観察します。
夏には高山性の黄色いスミレを観察に行きたいと思いますがどうなりますか。。。




posted by makokuni at 21:15| Comment(0) | スミレ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年05月06日

ウミスズメ(2019/4/28福井県)

砂丘のスミレを観察した後は、海岸で海鳥や渡り鳥を探しました。さすがにGW、人も車も多くなかなか満足な探索はできませんでした。
最後に訪れた福井県の海岸、遠くにいるオオハム類を観察していると、比較的近くにウミスズメが浮き上がってきました。これはラッキー。


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ウミスズメ、顔から喉にかけての羽色が黒くなっています。夏羽と言っていいでしょう。
以下、同一個体です。


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ウミスズメ


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ウミスズメ


もう少し近づいてくれるかと期待したのですが、徐々に沖に去っていきました。
夏羽のウミスズメを撮影できる距離で観察できたのは初めてでした。



ラベル:ウミスズメ
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イソスミレ(2019/4/29日本海沿岸)

GW2日目、久しぶりに日本海沿岸に行ってみました。
海鳥と海岸林の渡り鳥の観察が目的でしたが、砂丘のスミレの様子も見に行きました。

砂丘に登ると早速イソスミレが出迎えてくれました。


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日本海を望む砂丘にイソスミレが咲いています。


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イソスミレ、満開の時期は過ぎており終盤の様相ですが、まだたくさんの花が咲いていました。



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イソスミレ、大きな花弁と白い距。


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イソスミレ、すでに花が終わり実になったものもあります。種からここまでの株に成長するには何年かかることでしょう。


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スミレが日本海の海岸に適応したアナマスミレもたくさん咲いていました。イソスミレより海岸に近い場所にも進出しています。


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アナマスミレ


厳しい環境に生育するイソスミレやアナマスミレ。非常に美しき興味深いスミレです。



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2019年04月28日

チュウシャクシギ(2019/4/27滋賀県)

余りの寒さに早めに下山して帰宅することに。。。

琵琶湖沿いに南下しながら車を走らせます。田んぼにいる大きめの鳥が視野にはいりました。農道に入って双眼鏡で見るとチュウシャクシギでした。一枚の田んぼに5羽いました。


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チュウシャクシギ


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チュウシャクシギ


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チュウシャクシギ


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チュウシャクシギ


さらに南下していつもの蓮田ものぞいてみましたが、コチドリとタシギのみでした。淡水性の面白いシギチが入らないかと期待しているのですが、毎日見ていないとなかなか出会うのは難しいですね。


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コチドリ


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タシギ


こうしてGW初日は終了しました。


















posted by makokuni at 21:37| Comment(0) | 鳥見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アケボノスミレ(2019/4/27滋賀県北部)

GW初日、滋賀県北部の山にアケボノスミレ観察に行ってきました。急に冬型になり北風が寒い。時折雨が降りましたが、一時雪になった時間帯がありました。

今回、アケボノスミレは花が少なく感じました。この春のスミレは全体に同じような感じです。


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アケボノスミレ


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アケボノスミレ


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アケボノスミレ


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アケボノスミレ
今回一番のお気に入りがこの株です。


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アケボノスミレ
レンズを変えると雰囲気が変わりますね。環境を写しこんだ方が好みです。


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ヒゴスミレ
アケボノスミレと同じ場所に咲いていました。葉はたくさんあるのですが、やはり花は少なかったです。


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オトメスミレ
タチツボスミレの白花で距に紫が残るものをオトメスミレといいます。この場所には3株ありました。


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フイリフモトスミレ
葉に斑の入ったフモトスミレ。登山道わきの斜面に咲いていました。


滋賀県ではアケボノスミレの咲く場所はここしか知りません。この場所では人と会うことはほとんどないのですが、今回は岐阜からスミレ目的で来られた方と出会いました。


posted by makokuni at 21:14| Comment(0) | スミレ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月26日

シマアジ(2019/4/20琵琶湖南湖東岸)

山から降りた後、琵琶湖岸にシギチの観察に行ってみました。蓮田にタシギとイソシギがいましたが、田んぼに水も入っておらず、他のシギチはいませんでした。
内湖にカモがいたので覗いてみると、シマアジでした。この春はシマアジが多く観察されているようですが、自分には出会いがなく残念に思っていたところだったので嬉しい出会いでした。


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シマアジ雌、非生殖羽から生殖羽に換羽中のようです。
遠くで陽炎がひどく不鮮明な写真になりました。


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シマアジ、同一個体です。

思いがけずシマアジに出会えたラッキーな一日でした。





ラベル:シマアジ
posted by makokuni at 20:39| Comment(0) | 鳥見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

キバシリ(2019/4/20滋賀県)

ヒメフタバランとトウゴクサバノオを観察した山でキバシリを観察しました。
独特の細い声で複数個体がいることが判りました。


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ヒノキの横枝を移動するキバシリ


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蛾を捕まえました。

さかんに虫を捕えて近くの木に移動していました。もしかして、と探したら巣立ちびながいました。


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キバシリの巣立ちびな。嘴も尾も短く、見るからに幼い感じです。巣立ちびなも複数いたようです。

キバシリの繁殖は早めにスタートするので巣立ちも早いようです。ここまで幼いキバシリは初めて見ました。



ラベル:キバシリ
posted by makokuni at 20:26| Comment(0) | 鳥見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする