庄原市北部ではダイセンキスミレがほぼ終わっていたので、帰省の最後に道後山(実際には岩樋山)へ行ってきました。近場では一番遅くまでダイセンキスミレが咲いている場所だと思います。
予想外に山登りの方が多くてびっくりしました。駐車場が満杯でした。

登山道脇の明るい斜面にアケボノスミレが1株咲いていました。前回来た時はもう少しあったと思うのですが・・・。無くならないように。
予想外に山登りの方が多くてびっくりしました。駐車場が満杯でした。

登山道脇の明るい斜面にアケボノスミレが1株咲いていました。前回来た時はもう少しあったと思うのですが・・・。無くならないように。
快適に登っていると先行のご夫婦が何かを見ておられました。登山道の真ん中に小さなネズミがいました。

ヒメネズミではないかと思います。近寄ってもまったく逃げず、落ち葉の下に鼻先を入れていました。昼間に見たのは初めてと思います。
山頂の草原が近くなるとフモトスミレがでてきました。

フモトスミレ。この場所には少ししかありません。
さて岩樋山の山頂に着きました。黄色い花がたくさん咲いています。大半はダイセンキスミレでキジムシロが少し混じっています。

群生するダイセンキスミレ。奥のおにぎり型の山は猫山です。猫山も面白い植物が生育します。

草地のダイセンキスミレ群落。
ダイセンキスミレは中国地方の山地に分布するオオバキスミレの亜種です。オオバキスミレは比較的湿潤な場所に生育しますが、ダイセンキスミレは山頂部の乾燥した砂礫地に生育し矮小化しています。

ダイセンキスミレ、典型的な小さな株。

ダイセンキスミレ、花期が長いので一部は実になっています。

コケに生育するダイセンキスミレ

ダイセンキスミレ。側弁基部の毛も黄色です。

砂礫地に生育する大きな株。大きな株ですが草丈は低いです。

山頂以外にはあまり生育していないのですが、林床にもありました。山頂と違い草丈はかなり大きくなっていました。
無事にダイセンキスミレを観察でき満足しました。大津まで帰ることを考えて、道後山山頂には行かず、岩樋山から下山しました。