先日登った稜線ではまだ蕾だったミヤマウズラ、やはり咲いているところが観察したいと思い出かけました。同じ稜線でも良かったのですが、思ったより天気も悪そうなので少し楽に登れそうな二の谷山にしました。
登山口では雨が止んでいましたが、少し登ると雨雲の中に入ってしまいました。稜線の道は雨で霞んでいました。
P477あたりからナツエビネが生えています。山頂までの間に多くの株を確認しましたが、花はほぼ終盤でした。
ナツエビネ
ナツエビネ
この山も林床に下生えがほとんどありません。やはり鹿の食害でしょうか。今日も数頭の鹿を見かけました。林床にナツエビネが一株ポツンと咲いていました。
ナツエビネ
本日見かけたナツエビネで一番たくさん生えていた場所です。この周囲にも多くの株がありました。花は大半が茶色になってきています。今年のナツエビネも終わりですね。
ナツエビネは終盤でしたが、ミヤマウズラはどうでしょうか?
ミヤマウズラもほぼ終わりかけていました。やはり少し標高が低い山なので早く咲いたのでしょう。
ミヤマウズラ
3株が並んで咲いていました。花はほぼ終わりで、花茎の先端部分のみがきれいな状態でした。
ミヤマウズラはランの仲間としては珍しい方ではありませんが、満開の状態はなかなか観察できません(わたしだけ?)。
ミヤマウズラ
上と同じ株です。方向を変えただけでかなり花の感じが変わりますね。
ミヤマウズラ
花のアップです。小さな可愛らしい花です。豚鼻のような模様があって愛嬌たっぷりです。