もう一つ観察したかったスミレ、ヒナスミレです。
ヒナスミレは淡いピンク色のきれいなスミレなのですが、なかなか良い状態で観察できません。日陰だけどやや日があたるような微妙な場所が好みの様です。今回もすこし日当たりの良い場所では、ほぼ花が終わっていました。日が当たりにくい場所ではまだこれからといった感じでした。
この株はいい感じで咲いていたのですが、蕾の時に虫に齧られたのか、花弁が虫食い状態です。
上の写真と同じ株です。特有の淡いピンク色が写真ではなかなか出ません。
一昨年観察したときはちょうど咲いていたハグロヒナスミレ、今回は葉のみでした。普通のヒナスミレよりこちらの方が花期が少し遅いような気がします。
今年は3ヶ所でヒナスミレを目撃しました。ヒナスミレの葉がやっと区別できるようになったからでしょうか。
ヒカゲスミレ・・・5日に行ったときは花がありませんでした。
次は18日に行くことになっています。花が残っていてくれればうれしいです。
イブキスミレ・・・5日にはたくさん咲いていたと思います。でも、距が白いので、オオタチツボスミレだと思って素通りをしたのかな、はっきりとウサギの耳の特徴が出ているものだけ撮ったと思います。イブキスミレは距が白く、側弁が無毛ですね、気を付けて見ます。次はスミレの本(いがりまさし)を持っていきます。
18日はヒカゲスミレをはじめ、いろんなスミレが観察できるちょうど良い時期ではないでしょうか。楽しみですね。
イブキスミレの側弁基部は有毛です。毛がないのはオオタチツボスミレです。帝釈峡では距の白いスミレを見たら9割がたイブキスミレと思って良いほどイブキスミレが多いです。