帰省中に出会った生き物・蝶の2回目です。
某蝶を観察したくて庄原市北部の草原に行ってきました。
お目当ての蝶も観察できましたが、一番目立ったのはこの蝶です。
カワラケツメイの群生する草地の上をひらひらと飛んでいます。ツマグロキチョウです。
ツマグロキチョウは国の絶滅危惧種に指定されており、各地で減少が著しい蝶です。私はまだ滋賀県で観察したことがありません。
(広島県庄原市 2010年8月12日)夏型♂
この草原にはある程度の数が生息しているようで、食草であるカワラケツメイもかなりあり、しばらくは安定して生息できる感じで、多くの個体が草原を低く飛んでいました。
久しぶりに観察して思ったのですが、他のキチョウと比べて弱々しい細かい飛び方で、これならかなり遠くから観察してもだいたい識別できそうです。
(広島県庄原市 2010年8月11日)♀
カワラケツメイの葉にとまって産卵する♀です。♀は羽色がやや薄い黄色をしています。
(広島県庄原市 2010年8月12日) ♂/♀
♀の周りを♂がしきりに飛び回って求愛行動をしていますが、♀は腹部を上げて交尾拒否の体勢をとっています。
男はつらいですなあ・・・。