帰省の際に出会った生き物を紹介したいと思います。蝶とトンボをそれぞれ数回に分けて掲載する予定です。今回は蝶の1回目です。
カブクワ採りのために樹液の出た木を散策中に、笹藪の中で暑さをしのぐ小さなシジミチョウを見つけました。
白地に黒い点があるので識別は簡単です。ゴイシシジミです。最近は安定して繁殖している場所が減っている蝶です。
(広島県庄原市高野町 2010年8月10日)
この蝶の幼虫は植物性の物を食べないで、タケやササにつくタケノアブラムシだけを食べます。純粋に肉食性の蝶は日本ではゴイシシジミだけだったと思います。
(広島県庄原市高野町 2010年8月11日)♂?
一枚目の写真とは数キロ離れた場所で撮影しました。この付近では安定して繁殖しているのかもしれませんが、この場所はキャンプに来るたびに歩いていたのに初めて確認しました。眼が節穴?なだけでしょうか・・・、。
それにしてもおしゃれな蝶です。触角の先がオレンジ、足の先が黒、翅裏の白地に黒点。
可愛らしいですが肉食と言う点もあり、ちょっと生意気なコギャルをイメージしてしまいます。
(広島県庄原市高野町 2010年8月11日)
斜面に生えたササの葉で休む個体。翅裏の色が薄いので雌かもしれません。
(広島県庄原市高野町 2010年8月11日)♀
ササの葉裏に潜り込む個体がいたので確認すると、アブラムシがついていました。この場所に産卵している様です。
(広島県庄原市高野町 2010年8月11日)
広角の縦位置で撮影してみましたが、ゴイシシジミの生息する環境を上手く表現できていません。
ゴイシシジミを観察できるとは思っていなかったので、嬉しい出会いでした。
写真を撮影する間、次男とY君を暑い中で待たせてしまいました。これに懲りず、またつき合ってね。
2010年08月15日
夏の生き物・蝶(1)ゴイシシジミ (広島県庄原市)
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