シジュウカラガン12羽が湖北に飛来しました。
北日本の状況から何時かは西日本にも群れが来ると思っていましたが、ついにやって来ました。
シジュウカラガンの回復プロジェクトが始まって何年でしょうか?
80年代の後半から本格的に活動されていたと記憶していますので、少なくとも35年にはなるでしょう。
その当時は「雁を守る会」の会員としてプロジェクトの報告を興味深く読んでいましたが、ここまで回復するとは正直思っていませんでした。
関係者の努力には頭がさがります。本当にありがとうございます。
湖岸でハギマシコを観察した後、シジュウカラガンを探しに行きました。広い農耕地ですがおそらくマガンと行動していると考えて、過去にマガンが餌場にしていた田んぼを回りました。
農道を移動していると上空を飛ぶマガンの群れを発見。双眼鏡で確認するとシジュウカラガンが複数羽確認できました。
しばらく旋回した後、コハクチョウが採餌している田んぼに降りてくれました。
時雨の天候でしたが、コハクチョウ、マガンとシジュウカラガンが入り乱れて採餌する情景は素晴らしいものでした。
採餌する田んぼ上空で旋回するマガンとシジュウカラガン
田んぼではコハクチョウの群れが採餌中でした。
シジュウカラガンとマガン、コハクチョウの群れが採餌していた田んぼの隣に降りました。
コハクチョウの群れが採餌していた田んぼに降りたシジュウカラガンは隣の田んぼに歩いて移動。
シジュウカラガン12羽、なんとか群れ全体を撮影できました。
しばらくは警戒していたのかまとまって行動していました。稲のひこばえを食べていました。
羽ばたくジジュウカラガン1
食欲旺盛です。
伸びをするシジュウカラガン。
コハクチョウに挟まれるとかなり小さいことが判ります。