個人的に興味があるのは、全国的に減少傾向にあるはずのサシバのカウント数が年々増加しているのは何故か、単純に観察能力の向上が要因なら判りやすいのですが・・・。
午前中は大阪にカモを見に行ってきました。大阪城に来ているアカハジロ系のカモです。カモの観察経験がすくないので、このカモを自分で観察して判断したいと思った次第です。

大阪城のアカハジロ系カモ
全体に茶色味が強いアカハジロといった外観。脇の褐色部は広く、上部の白い食い込みにも波状斑がある。虹彩は白色で♂。

大阪城のアカハジロ系カモ
嘴先端の黒斑は嘴爪から外側にも広がっている。嘴がやや短めに感じる。頭部は光があたると緑がでるが、褐色が強い。

大阪城のアカハジロ系カモ
腹部は白く斑はない。成鳥と思われる。

大阪城のアカハジロ系カモ
羽ばたき。初列風切の翼帯は白色ではなく、やや灰色味があるように感じる。

大阪城のアカハジロ系カモ
以上からこのカモは純粋なアカハジロとしては合致しない部分が散見されます。成鳥♂であるのは間違いないと思うので、エクリプスから繁殖羽に移行中であると考えると、今後もう少しアカハジロに近い外観になるかもしれません。
おそらくこの個体はアカハジロ×ホシハジロの可能性が高いのではないかと思います。
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