奥伊吹でミヤマキスミレを観察した後に福井県まで北上して、夏羽のオオハムを探してみました。
オオハムの小群
まだ冬羽から換羽が進んだ個体は少ない状況で、夏羽の個体が見つかりません。
この場所には30羽くらいのオオハムがいたのですが、夏羽になっているのは僅かに1個体のみでした。
オオハム夏羽
黄砂のためか霞んだ曇り空で色がはっきりでませんでした。
オオハム夏羽(同一個体)
オオハム夏羽(同一個体)
以下はオオハムとシロエリオオハムの識別についての私見です。
観察経験の少ない私にはオオハムとシロエリオオハムの識別はなかなか難しいと思いました。アビ類の識別についてはこのサイトに詳しくまとめられていて、素晴らしい写真とともに参考になります。
識別点のうち、嘴の長さはもう少し定量的に比較できるのではないかと考えました。
嘴をAとBに分割してその長さを比較することで、オオハムとシロエリオオハムが識別できる気がします。
嘴だと真横の写真でなくても相対的な長さの関係は一定なので比較はできそうです。
オオハムの場合、A>Bであり、A/B=(1.3〜1.4)の関係がありそうです。
シロエリオオハムの場合、A≒Bと思います。
オオハム頭部
以下の写真で確認しても大体あっている感じですが、シロエリオオハムの例数が少なすぎますね。お手持ちの写真で比較して結果をお知らせいただければと思います。
シロエリオオハム
シロエリオオハム
オオハム
オオハム
オオハム
オオハム
オオハム
オオハム