今日は午前中しか時間がなかったので下見をかねて京都市北部の林道に行ってみました。
思いがけずアカショウビンが至近距離で鳴いてビックリしました。薄暗いスギ林で姿はチラリと見えただけでしたが・・・。
林道を歩いていると足元からシジミチョウが飛びたち、近くのシダにとまりました。今シーズン2回目のウスイロオナガシジミでした。
ウスイロオナガシジミ
ウスイロオナガシジミ
上と同一個体です。
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今日は午前中しか時間がなかったので下見をかねて京都市北部の林道に行ってみました。
思いがけずアカショウビンが至近距離で鳴いてビックリしました。薄暗いスギ林で姿はチラリと見えただけでしたが・・・。
林道を歩いていると足元からシジミチョウが飛びたち、近くのシダにとまりました。今シーズン2回目のウスイロオナガシジミでした。
ウスイロオナガシジミ
ウスイロオナガシジミ
上と同一個体です。
今年3回目の野鳥調査で原生林にはいりました。早朝は激しい雷雨でどうなるかと思ったのですが、徐々に天候が回復していろいろな生き物と出会うことができました。
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なお現在、この原生林への立ち入りは厳重に管理されています。当グループは
野鳥調査を 長年継続しているため特別に許可を得て入山しています。
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前夜はいつものようにお酒を飲みながら、野鳥の声を楽しみました。鵺(トラツグミ)の声が印象的でした。
翌朝、5時に出発予定でしたが激しい雷で30分ほど治まるのを待ちました。雨は降っていましたが風がないのでカッパを着ず傘をさして歩くことにしました。
林内はシカの食害もあり下草がほとんどないので、裾が濡れることもありません。
一時激しい雨となりましたが、トチの下に入ると大きな傘になってくれて雨宿りにはもってこいでした。
トチの葉
広く大きな葉で雨をしのぐのには最適です。
林内に花は少なかったですが、希少な植物やキノコ、粘菌を観察することができました。
キヨスミウツボ
京都府絶滅危惧種です。一見キノコのようにも思えますが、花です。蜜もあるようでハチの仲間が来ていました。
コブリマメザヤタケ
このキノコ、子実体に完全体と不完全体があります。左側の豆のさやみたいのが完全体、コケの右端にあるややオレンジ色のものが不完全体ではないかと思います。
野鳥は雨の中では観察しにくいのですが、オオルリやコガラ、アカゲラなどが子育てに忙しく動いていました。
雨がやんでからは、アカショウビンの鳴き交わし、クロジさえずり、ツミのペア、ハチクマ♀なども観察できました。クロジとツミは嬉しかったですね。
オオルリ♀
雨の中、倒木にとまって囀っていました。激しい雨だったのですが、写真では判りません。もう少し状況が判るように撮らないといけませんね。
さて今回もう一つうれしかったのは、この植物です。
以前から葉は確認していたのですが、シカの食害もあり花をつけたのを観察することができませんでした。
昨年原生林内で知り合ったショウキランの研究者に話をしたところ、食害防止の柵を設置していただきました。その結果は・・・・、
トケンラン
3株のトケンランが花をつけてくれました。この花も京都府の絶滅危惧種です。時期的にちょっと遅かったですが、嬉しかったです。
やはりシカの食害の影響はあるんですねえ。こんなの食べても腹の足しにならない気がしますが・・・。
トケンラン
6月になって仕事帰りに何回かキマダラルリツバメの様子を見に行ったのですが、なかなか良い出会いがありませんでした。
そろそろシーズンも終盤なので本日仕事帰りに行ってみました。夕方になると急に雲が増えて、今日も日射しがありません。今シーズンはこのパターンが多くて、先日はポイントに着いた瞬間、大雨になったり散々でした。
ポイントについてもキマダラルリツバメの姿がありません。しばらく周囲を散歩して、戻ってくると・・・、
キマダラルリツバメ
葉上で休むキマダラルリツバメ♀です。かなり新鮮な状態の個体です。尾状突起も4本そろっています。
キマダラルリツバメ
上と同一個体です。今シーズンは♂をほとんど見ないうちに終了してしまいそうです。
ジョウザンミドリシジミを観察していると、翅裏の赤斑が連続していない個体がいました。オオミドリシジミ?と思って撮影し、開翅を待ちました。
開翅すると後翅黒帯はジョウザンミドリシジミでした。写真をよく見ると途切れている赤斑の間にわずかに赤味のある部分がありました。紛らわしいなあ・・・。
ジョウザンミドリシジミ
観察中は赤斑が途切れていてオオミドリシジミ?と感じました。前翅の形状はジョウザンですね。
ジョウザンミドリシジミ
上と同一個体です。赤斑の間に赤味を感じる部分があります。
ジョウザンミドリシジミ
開翅するとオオミドリシジミ的な感じはほとんどしなくなりました。
さて、移動して別の山。湿地を歩いていると下草からゼフィルスが飛び、近くのカエデに止まりました。
こちらも翅裏の赤斑が連続していません。時間帯が悪く、開翅してくれませんでしたが、全体的にみてオオミドリシジミと判断しましたがどうでしょうか?
オオミドリシジミ
おまけ・・・
オオミドリシジミを観察していると5m横の木にメスアカミドリシジミが飛んできました。2頭の間をうろうろしながら観察しました。
メスアカミドリシジミ
メスアカミドリシジミ
開翅してくれましたが右側前翅が大きく傷ついていました。
雨が小降りになると、やっとゼフィルスが出てきました。例年たくさんの個体が観察できるジョウザンミドリシジミでした。
この日はまだ出始めなのか、天気のせいか、個体数も少なく卍巴になる場面もほとんど観察できませんでした。
ジョウザンミドリシジミ
水滴のついた葉上で開翅する♂です。
ジョウザンミドリシジミ
葉上で休んでいたが、明るくなるとゆっくりと翅を開き始めた。
ジョウザンミドリシジミ
上と同一個体。翅表が青く輝く。
昨日、また山にゼフィルス観察に行きました。
寒気の影響で午前中は雨が残り、思ったように探索できませんでしたが、山道を歩いていると斜面が黄色くなっているところがありました。
近づいてみると湿地状の斜面にキンコウカが一面に咲いていました。久々のキンコウカです。滋賀にも分布しているのを知りませんでした。
キンコウカ
雨で水滴の付いたキンコウカがきれいでした。
キンコウカ
今日は雨でゆっくりするつもりだったのですが、結構良い天気になりました。昨日撮影したメスアカミドリシジミ、意図した感じに撮れていなかったので今日も行ってきました。
昨年は6月末に撮影したのでかなり傷んだ状態の個体しかいませんでした。今年は新鮮な状態での♂開翅が目標です。
さて、結果は・・・。
昨日は別の山から移動したので観察ポイントに少し遅く到着しましたが、今日は9時すぎに到着。1時間くらい待たないと・・・と思っていたら、9:30には翅表を輝かせながら出てきてくれました。
メスアカミドリシジミ♂
メスアカミドリシジミ♂
この写真のみ土曜日(2015-6-13)の撮影です。
メスアカミドリシジミ♂
見下ろす位置の枝で開翅してくれました。ほとんど傷の無い状態です。
メスアカミドリシジミ♂
肉眼で見ると若干黄緑というか金緑色に感じるのですが、写真では青くなります。
メスアカミドリシジミ♂
前翅、後翅とも幅の広い黒いふちどりがあります。
メスアカミドリシジミ♂
開翅を正面斜め上から撮影したものです。後翅にわずかな緑味が出ている感じがします。なかなか肉眼で見た印象になりません。太陽の位置と翅の角度の微妙な関係があるのでしょう。
メスアカミドリシジミ♂
最後はあきらめて、スピードライトを弱くあててみました。金緑色にはなりましたが、ちょっと人工的な感じがあるような・・・。
目標であった新鮮な状態のメスアカミドリシジミ開翅を撮影できましたが、イメージどおりにはなかなかなりそうにないです。
今日は山のゼフィルス観察に行ってきました。最初の山ではフジミドリシジミとウラクロシジミを観察できましたが、撮影はできませんでした。今日は気温が高いせいか早朝から動きが機敏でなかなか撮影チャンスがありませんでした。今年はフジミドリシジミ♂の開翅撮影が目標なのでまた来週に期待します。
朝7時にはブナのある山域に到着。一通りみてそろそろ下山しようと思ったら、アカショウビンが鳴いています。声のする方向に進むと枯れた木の裏側から2羽のアカショウビンが飛び立ちました。
幸い1羽が近くの横枝に止まってくれました。
アカショウビン
木漏れ日が嘴と頭部にあたって面白い感じになりました。腰の青い色も何とか写っていました。
アカショウビン
まさに「火の鳥」ですね。雰囲気、営巣している感じがしたので長居せずその場を立ち去りました。
クマタカを見た日、朝一番は雨のなか別の山に登っていました。
麓は降っていなかったのですが登るにつれて霧雨から小雨になりました。
ヒメクロサナエ
小雨のなか葉に止まって休むヒメクロサナエ♂です。渓流の上流域に生息する小型のサナエトンボです。
峠まで上がって雨宿りしているとコゲラの巣立ち雛が目の前に降りてきました。近くでは親の声がしています。
コゲラの巣立ち雛、思いのほか可愛らしかったです。
コゲラの巣立ち雛
コゲラの巣立ち雛
頭に赤い羽毛が見えるので♂ですね。
雨が止みそうにないのであきらめて下山しました。下ると雨は止んで、谷ではオオルリが繁殖にあわただしく動いていました。
オオルリ♀
近くに巣があるようで虫を運んでいました。
オオルリ♂
♀の近くにいたオオルリ♂です。ペアなのかな?
6月です。今月はゼフを中心に撮影したいと思っています。
今日は午前中は不安定な天気でしたが、山にあがってみました。予想どおり山のゼフには少し早かったみたいです。
オオルリ
枯れ木の先端で囀るオオルリ♂です。オオルリの個体数はかなり多く感じました。
山を登っていると変な声が聞こえてきました。振り返ると稜線の枯れ木に・・・・。
久々の止まりクマタカでした。
クマタカ
クマタカ
クマタカ
クマタカ成鳥♀と思いますが、どうでしょうか。
クマタカ
正面顔。
クマタカ
冠羽がかっこいい。
クマタカとモビングするカケス
クマタカの飛び出し
光の状態がもう少し良かったら大満足だったのですが・・・。
クマタカ
この足と爪でつかまれたらと思うと・・・。
クマタカ
飛んで谷の反対側にある杉の先端に止まりました。
思いがけずクマタカを撮影できました。今日はアンラッキーなこともラッキーなこともある波乱の一日でした。