山を降りて次の山に移動中、山際の田んぼに大きな鳥を発見しました。
コウノトリです。放鳥による個体回復がある程度進んだここ数年は、滋賀県でも長期滞在する個体がいるようです。昨秋のタカの渡りでも上空を飛んでくれました。
田植え準備のため耕して水を入れている田んぼで盛んに採餌しています。
コウノトリ
雨あがりの山を背景に採餌するコウノトリとアオサギです。アオサギが小さな鳥に見えます。
コウノトリ
足環が確認できます。
コウノトリ
獲物を捕まえると放り投げてパクリとします。獲物のほとんどはカエルでした。
コウノトリ
獲物を追うときに羽を広げました。黒い部分は尾ではなく翼です。初列風切の長さがまちまちで伸長中のようです。
コウノトリ
2羽のコウノトリ、なぜかあまり近ずくことがありません。つねに一定の距離を取っている感じでした。
コウノトリ
しばらく採餌した後、畔にあがって羽繕いをして休憩体制に入りました。
コウノトリ
かなり念入りに羽繕いをしていました。次列風切羽を一枚ごとに丁寧に嘴に挟んでいました。
コウノトリ
羽繕いが終わると・・・
コウノトリ
羽を広げて伸びをしました。
コウノトリ
最後は大きく口を開けました。
コウノトリ
近くで見ると眼に凄味があります。
滋賀県でも繁殖してくれることを期待しています。
さて、この後移動した山・・・、やはりガスがなかなか取れずハチクマの渡りは観察できませんでした。ガスの中を飛翔するクマタカ、ミサゴ、ハリオアマツバメなどを観察して終了しました。
帰りにまたこの田んぼに立ち寄ったのですが、コウノトリの姿はありませんでした。またどこかで出会うのを楽しみにしています。