2015年05月30日

キバシリ(2015-5-29 京都市)

今日(5/30)は休養日です。午前中に1時間ほど自宅近くの谷でサンコウチョウの様子を見てきました。スギ林の中を飛ぶ♂を確認しました。

昨日は突発的に休みをいただいて京都市北部のいわゆる北山の稜線を歩いてきました。

S20150529_084514スギの巨木1
いわゆる芦生スギと言われているものでしょう。稜線上に点々と巨木があります。


朝いちばんに少しだけ谷に入ってみました。

S20150529_080021tミソサザイ
スギの倒木上でミソサザイが囀っていました。

S20150529_081056サルメンエビネ
谷にサルメンエビネがありましたが、残念ながら花はありませんでした。黒くなった花茎が僅かに残っていました。今年は花がかなり早かったのかもしれませんね。


谷から上がって稜線を延々と歩きました。結構汗をかいて持参した水が足らなくなって最後は少し脱水症状気味になりました。危ないあぶない・・・。

稜線ではアカゲラの幼鳥が親に餌をねだる姿があちこちで観察できました。こんなにアカゲラを見た日はないような気がします。

S20150529_0927301tアカゲラ幼鳥1

S20150529_0928041tアカゲラ幼鳥2

稜線を歩くと谷からはアカショウビンのさえずりが聞こえてきます。昼間ですがコノハズクも少しだけ鳴いていました。
今回驚いたのは、クロジのさえずり。近くで鳴いていたのですが葉が茂っていて姿は確認できませんでした。

 

S20150529_1012381スギの巨木2


稜線で一番多かったのがキバシリです。あちこちで声がしていました。おそらく巣立った幼鳥がまとまって動いているのでしょう。

S20150529_1140321tキバシリ

S20150529_113639tキバシリ

S20150529_113641tキバシリ
尾羽が左右に分かれて体を支えているのが判ります。この点はキツツキと同じですね。

S20150529_1136381tキバシリ

posted by makokuni at 14:20| Comment(2) | TrackBack(0) | 登山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月26日

初夏の原生林(2015-5-24 南丹市)

今年二回目の野鳥調査で原生林にはいりました。山はすっかり初夏の様相でした。

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なお現在、この原生林への立ち入りは厳重に管理されています。当グループは
野鳥調査を 長年継続しているため特別に許可を得て入山しています。 
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いつものように前夜に集合して歓談しながらお酒をいただきましたが、コノハズクの声がしません。少し残念に思いながら就寝しましたが・・・・。
翌日3時にコノハズクが近くで鳴き始めました。アオバズク、ジュウイチやヨタカも鳴いていました。

天気予報では夜から午前中に雨でしたが、結構良い天気です。5時前に出発、林道を峠まで登ります。

S20150524_053347峠手前からの風景です。気温がやや低いので少しだけ朝霧が出ていました。

峠から原生林内に入るとブナはすっかり葉を広げて初夏の様相でした。

S20150524_080930ブナの葉

植物は草本の花は少なかったですが、木本の白い花が目立ちました。

S20150524_1202151クワガタソウ
林床にわずかに咲いていました。その他はタニギキョウ、ミズタビラコなど。ショウキランも数か所で確認しましたが、花茎のびて蕾がでた段階で花はこれからでした。

S20150524_153743
ギンリョウソウ
下界ではすでに終わっているギンリョウソウが出始めでした。

野鳥はキビタキ、オオルリ、サンショウクイ、ジュウイチ、ホトトギスなどの夏鳥が勢揃い。アカショウビンも各所で鳴いていましたが、撮影はできませんでした。
キバシリは巣立ちした幼鳥がにぎやかに動き回っていました。コサメビタキは営巣中。少し遅いですが渡り途中と思われるサメビタキ3羽も観察しました。
この春は渡り観察できなかったハチクマもなんとか1羽観察できました。

S20150524_092059tオオアカゲラ♂

S20150524_0921143tオオアカゲラ♀

S20150524_1026381tサメビタキ


トンボはまだ少な目でしたが、カワトンボや小型サナエ(おそらくヒメクロサナエ)、シオヤトンボなど。チョウはウスバシロチョウが沢山、ミヤマカラスアゲハ、キタキチョウなど。

S20150524_1229231アサヒナカワトンボ♂

S20150524_133211ニホンカワトンボ♂

S20150524_1340031ウスバシロチョウ

原生林の林床はかなり乾いていました。シカの食害で下草が無いのが影響していると思います。倒木はどんどん増えていますが、更新する木が育っていません。

この原生林に入ると、正直いつも残念な気持ちになります。なんか辛いですね。

posted by makokuni at 22:38| Comment(2) | TrackBack(0) | トンボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月24日

ウスバシロチョウとヒラサナエ(2015-5-23 高島市)

昨日(5/23)は午後から高島市の山にあがってみました。あわよくばハチクマの渡りを・・・、と思っていたのですが予想以上にどんよりとした天候で渡りは厳しそうでした。
そんなときは方向転換。チョウとトンボに切り替えました。

S20150523_1400471ウスバシロチョウ
曇り空で気温も低めでしたが複数のウスバシロチョウを観察できました。シダの上で休むウスバシロチョウです。

S20150523_141552ウスバシロチョウ
湿地状の草地にサワオグルマが沢山咲いていました。サワオグルマで吸蜜するウスバシロチョウです。

S20150523_141247ウスバシロチョウ
サワオグルマとウスバシロチョウ。


湿地近くの低木上にヒラサナエが止まっていました。

S20150523_143732ヒラサナエ♀
♂も見かけたのですが撮影できませんでした。

S20150523_1435431ヒラサナエ♀
上と同一個体です。


ウスバシロチョウとヒラサナエを観察した後は、翌日の原生林での野鳥調査に備えて移動しました。

posted by makokuni at 20:42| Comment(0) | TrackBack(0) | トンボ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月17日

コウノトリ(2015-5-16 高島市)

山を降りて次の山に移動中、山際の田んぼに大きな鳥を発見しました。
コウノトリです。放鳥による個体回復がある程度進んだここ数年は、滋賀県でも長期滞在する個体がいるようです。昨秋のタカの渡りでも上空を飛んでくれました。

田植え準備のため耕して水を入れている田んぼで盛んに採餌しています。

S20150516_1128001コウノトリ
雨あがりの山を背景に採餌するコウノトリとアオサギです。アオサギが小さな鳥に見えます。

S20150516_111802コウノトリ
足環が確認できます。


S20150516_113333コウノトリ
獲物を捕まえると放り投げてパクリとします。獲物のほとんどはカエルでした。

S20150516_1115011コウノトリ
獲物を追うときに羽を広げました。黒い部分は尾ではなく翼です。初列風切の長さがまちまちで伸長中のようです。

S20150516_1127461tコウノトリ
2羽のコウノトリ、なぜかあまり近ずくことがありません。つねに一定の距離を取っている感じでした。

S20150516_114913コウノトリ
しばらく採餌した後、畔にあがって羽繕いをして休憩体制に入りました。

S20150516_1207361コウノトリ
かなり念入りに羽繕いをしていました。次列風切羽を一枚ごとに丁寧に嘴に挟んでいました。

S20150516_115204コウノトリ
羽繕いが終わると・・・

S20150516_115156コウノトリ
羽を広げて伸びをしました。

S20150516_1153444コウノトリ
最後は大きく口を開けました。

S20150516_114638コウノトリ
近くで見ると眼に凄味があります。
滋賀県でも繁殖してくれることを期待しています。


さて、この後移動した山・・・、やはりガスがなかなか取れずハチクマの渡りは観察できませんでした。ガスの中を飛翔するクマタカ、ミサゴ、ハリオアマツバメなどを観察して終了しました。

帰りにまたこの田んぼに立ち寄ったのですが、コウノトリの姿はありませんでした。またどこかで出会うのを楽しみにしています。




posted by makokuni at 08:32| Comment(4) | TrackBack(0) | 鳥見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月16日

オオバキスミレとツルタチツボスミレ(2015-5-16 高島市)

今週末はハチクマの渡り観察を予定していたのですが、日曜日は朝に所要があり遠出できません。今日に賭けていたのですが生憎の天気でした。
天気が早めに回復する可能性を信じて、朝から山に登って今春最後のスミレ探索をしました。天気が良くなればそのまま山頂でハチクマを待つ考えでした。


小雨ですがカッパも傘もなしでなんとか大丈夫でした。

スミレはさすがにほぼ終わりでしたが、シハイスミレ、フモトスミレの咲き残りがありました。
そして花期の長いオオバキスミレも終盤でした。

S20150516_094744オオバキスミレ
花はほとんど終わり、結実しているものが多かったです。

S20150516_0948051オオバキスミレ



さて本日のスミレ探索、目的はツルタチツボスミレの群落でした。このスミレは比較的遅く咲くスミレです。
ツルを伸ばして林床を埋め尽くしている状態を見たいのですが、今回も見つけることができませんでした。単独の小さな株を何とか見つけましたが、ちょっと探索場所を見直した方が良いかもしれません。

S20150516_095721ツルタチツボスミレ
この時期に咲いているタチツボスミレの仲間はほとんどありません。見つければツルタチツボスミレの可能性が高いと思います。識別は葉の形状、花(距)の形状などです。

S20150516_0936571ツルタチツボスミレ


さて、結局天気の回復は遅れ、視界は晴れそうにありません。山を下りてもう少し低い山に移動することにしました。
移動途中に思いがけない野鳥に出会いました。

posted by makokuni at 21:08| Comment(0) | TrackBack(0) | スミレ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月11日

アナグマ(2015-5-9 滋賀県北部)

山道を車で進んでいると側溝で動く生き物がいました。アナグマです。
側溝にたまった落ち葉に隠れている小動物を探しているようです。

S20150509_1438151

車の中から観察していたのですが、まったくこちらを警戒していません。
車から降りてみました。

S20150509_1440211

車から降りても全然気にしません。どんどん近づいてきます。

S20150509_1441282
進行方向の正面に立ってみましたが、落ち葉をひっくり返しながら近づいてきます。

S20150509_144143

野生動物と人間は近づきすぎるのは良くないと思っているので、2mくらいになったところで、「おい」と呼んでみました。
顔をあげましたが慌てて逃げる感じではありません。

S20150509_144154

道をゆっくりと歩いてガードレール横の斜面を降りて行きました。このままいなくなるかと思ったら・・・・

S20150509_1443571

すぐに戻ってきました。

S20150509_144409
私の横を素知らぬ顔でとおり過ぎて先ほどの側溝に戻りました。
よほど腹が減っているのか、人を怖がらないアナグマでした。

posted by makokuni at 20:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

エビネ(2015-5-9 滋賀県北部)

スミレを観察した後、山を降りて移動しました。今年は季節の進行が早いので、そろそろエビネが咲き始めているはずです。状況はどうでしょうか。

一か所目、昨年見つけた場所です。明るい谷筋に生育しています。

S20150509_121647エビネ
これでもか・・・、というぐらい密生して咲いていました。これでは写真の撮りようがありません(笑)。
萼片が緑に近くて、唇弁が白いのでいわゆるヤブエビネに近いタイプです。



二か所目、稜線につづく緩斜面に生育しています。

S20150509_1306561エビネ
満開前の見ごろの状態でした。この群落は萼片が濃く、唇弁が淡い紅色です。

S20150509_130728エビネ

S20150509_131205エビネ

S20150509_131704エビネ
上の群落とは別の群落です。萼片がやや淡く、唇弁が白いタイプです。


以下、花のアップです。

S20150509_1318471エビネ

S20150509_131745エビネ


帰り道に探索しているとまた新たな場所でエビネを見つけました。なかなか出会うことがなかったエビネですが、一回出会うと連続します。生き物観察では不思議とよくありますね。


posted by makokuni at 20:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 野草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月10日

エゾノタチツボスミレ(2015-5-9 米原市)

今日は晴天ですが、自宅でゆっくりとしています。ハチクマの渡りを観察するつもりだったのですが、休養日にしました。最近少し遊び過ぎで、昨日も歩いたのですが登りが少ししんどかったので。

さて、今春のスミレ探索もそろそろ終盤です。高山性のスミレならまだまだ楽しめますが、遠征するのは難しいかな・・・。
昨日は西日本では珍しいと思われるエゾノタチツボスミレを久しぶりに見に行ってきました。岡山県でも記録があるようなので機会があれば探してみたいです。

山を登っているとギンランが数か所に咲いていました。

S20150509_074630ギンラン


汗だくになって目的の落葉樹林に到着。さっそくスミレを探します。エゾノタチツボスミレは草丈が高いイメージなのですが・・・。

S20150509_092525エゾノタチツボスミレ
まだ少し早いのか草丈が高くなっていない様です。花はかなり小さめです。花弁は淡い青なのですが、写真では色が出ていません。タチツボスミレの仲間では珍しく側弁基部に毛が密生しています。

S20150509_092705エゾノタチツボスミレ
草丈の高い株もなんとか見つけました。全体の大きさに比べると、花はかなり小さい感じがします。

S20150509_0929061エゾノタチツボスミレ
なかなか繊細なスミレです。

S20150509_0923281エゾノタチツボスミレ
花のアップです。

S20150509_092349エゾノタチツボスミレ
距が面白い形をしていて、お尻のように割れています。



posted by makokuni at 12:24| Comment(0) | TrackBack(0) | スミレ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月09日

ダイセンキスミレ(2015-5-3 庄原市)

GW前半の生き物観察、最後は吾妻山に登って終わりです。

林縁にはフモトスミレが沢山咲いていました。

S20150503_072506フモトスミレの群落

S20150502_164001フモトスミレ
ここのフモトスミレ、ほとんどがすごい数の花をつけていました。フモトスミレは地味ながら味わい深いスミレだと思いますが、ここまで咲くとちょっとやりすぎの感があります。

S20150502_1645351フモトスミレ
このくらいが丁度いいと思います。


さてこの時期の吾妻山と言えばダイセンキスミレですね。今年はちょっと盛りを過ぎた感じです。ここでも春は早く進んでいるようです。

S20150502_1608461ダイセンキスミレとオオタチツボスミレ


池ノ原の芝地、最上部は黄色く染まっていました。

S20150502_163827ダイセンキスミレの群落@

S20150502_163308ダイセンキスミレの群落A

S20150502_1633551ダイセンキスミレの群落B


ダイセンキスミレ、群落も素晴らしいのですが、個人的にはこのスミレの特徴である小ささを感じる株が好みです。

S20150502_162153ダイセンキスミレ

S20150503_084556ダイセンキスミレ

S20150503_0803331ダイセンキスミレ

フモトスミレ、ダイセンキスミレ以外は、オオタチツボスミレがほぼ満開でした。スミレサイシンは日陰の斜面のみ花が残っていました。シハイスミレ、マルバスミレ、タチツボスミレなども咲いていました。


[おまけ]
キビタキを見ていたら近くの葉が変な動きをしていました。何だ?と見ているとネズミが葉っぱを集めていました。
このネズミ、ハタネズミですね。休耕田や河川敷にいるのは知っていましたが、ブナ林にも生息するのは知りませんでした。

S20150503_0549541

S20150503_054846





posted by makokuni at 18:18| Comment(0) | TrackBack(0) | スミレ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月08日

キビタキ(2015-5-3 庄原市)

吾妻山池ノ原の駐車場で一泊して、翌日は日の出前から野鳥のコーラスを楽しみました。明るくなってからは林道を歩きながらツツドリ、キビタキ、オオルリ、クロツグミ、コルリなどを観察しました。
滋賀県ではなかなか観察できない状況になっているので、久々のコルリは嬉しかったです。昨年観察したクロジは今年は見かけませんでした。

夏鳥ではキビタキが多く、林道の50mくらいの範囲で3羽の雄が縄張り争いを繰り広げていました。

S20150503_0609071t_2キビタキ♂

S20150503_055611tキビタキ♂
上の写真とは別個体です。全体の羽衣から若い個体と思います。

S20150503_0614092キビタキ♂
1枚目と同一個体と思います。この個体が強いようで一番いい場所で盛んに囀っていました。

S20150503_061318キビタキ♂
本当にきれいな鳥ですね。ナルシスフライキャッチャーとは納得の英名です。

posted by makokuni at 20:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 鳥見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする