2015年04月29日

春の原生林(2015-4-26 南丹市)

今年最初の野鳥調査で原生林にはいりました。この春は季節が早く進んでいるようで残雪も少なく、ブナの芽吹きも進んでいました。

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なお現在、この原生林への立ち入りは厳重に管理されています。当グループは
野鳥調査を 長年継続しているため特別に許可を得て入山しています。
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調査日の前夜、今年もお酒を飲みながらコノハズクの声を楽しむことができました。至福のひと時でした。
一晩あけて調査日当日、早朝から野鳥のコーラスを楽しんで、5時過ぎから歩き始めました。

S20150426_0945421残雪とブナの芽吹き
林内の残雪はかなり少なく、今年は季節の進みが早い様です。この日も気温が高く、歩くと汗だくになりました。
ブナも例年はまだやっと芽が出た程度なのですが、今年はすでに葉がかなり大きくなっていました。

残雪の脇には不思議な菌類(粘菌?)がありました。


S20150426_1031271ミヤマカタバミ
林内の花は多くはなく、ミヤマカタバミ、ヤマエンゴサク、イワカガミ、シハイスミレ、スミレサイシン、エンレイソウ程度でした。
写真は花弁にやや赤みのあるミヤマカタバミです。蕾の時に虫にかじられたのか、花弁が欠けています。

S20150426_093059ミヤマカタバミ
コケの斜面に咲くミヤマカタバミです。こちらは花弁が白いタイプです。

S20150426_0930411ヤマエンゴサク
ここのエンゴサクは葉にかなりバリエーションがあり、細い葉のタイプと丸い葉のタイプが混在していました。

S20150426_1331041スミレサイシン
林道の法面に咲くスミレサイシンです。この森のスミレサイシンは花付が非常に悪いと思います。株はたくさんあるのですが花がほとんど咲いていません。何が問題なのか、ちょっと不思議です。

S20150426_142434ハシリドコロ
この原生林では初めての観察です。猛毒の植物ですが、葉が柔らかくておいしそうに見えます。

S20150426_0836491スギタニルリシジミ
蝶はスギタニルリシジミを観察できました。トチノキがたくさんあるので、もっと多くの個体が生育していると思うのですが出会いは少なかったです。

S20150426_1352321tサシバ
今年もサシバを観察できました。サシバは里山的な環境が好きなので、この林では住みにくいと思いますが、乾燥化が進んで開けた林縁が餌場になっているかもしれません。来月も観察できれば繁殖している可能性が高いと思います。


夏鳥は一通り観察できました。林道を歩いて帰途についていたとき、アカショウビンの声が聞こえてきました。前日には鳴いていなかったので、渡ってきたばかりなのでしょう。

S20150426_1518461tオオルリ
帰りの林道でアカショウビンの声を聴いていると、近くでオオルリが鳴いてくれました。ごちゃごちゃした中でしたが、なんとか撮影できました。オオルリの口の中、真っ黒みたいです。



コノハズクとアカショウビン。この原生林の主役がそろいました。来月の調査が楽しみです。

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サンインシロカネソウ(2015-4-25 高島市)

伊吹山でのスミレ観察の後は、翌日の原生林での野鳥調査に備えて移動しました。その途中で時期的に遅いと思いましたが、ちょっとだけサンインシロカネソウの様子を見に行ってきました。


S20150425_142830_2サンインシロカネソウ
予想どおり花期はほぼ終わり、ほとんど実になっていました。草丈も伸びてしまってかなり印象が違います。

S20150425_1429221サンインシロカネソウ
残り花と実です。サンインシロカネソウもサバノオの仲間ですので実は独特の形状をしています。


今年はキバナサバノオを観察に行けなかったので、サンインシロカネソウだけでも観察できて良かったです。

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2015年04月26日

ヒゴスミレとアケボノスミレ(2015-4-25 米原市)

久しぶりに伊吹山に行ってきました。と言ってもあまり人の入らない場所を少し登っただけです。

キビタキ、オオルリ、ヤブサメやサンショウクイの声を聴きながら登って行くと、近くにキツツキが出てくれました。オオアカゲラです。

S20150425_085455tオオアカゲラ



登山道沿いには咲き残りのカタクリとカンアオイがたくさんありました。この環境ならギフチョウがいても良いのですが、このあたりではすでに観察できない様です。カンアオイに産卵していないかチェックしたのですが、確認できませんでした。チゴユリもすでに咲いていました。

スミレはタチツボスミレ、ニオイタチツボスミレがたくさん。ツボスミレ、ナガバノタチツボスミレなど。コスミレはすでに花が終わっていました。

S20150425_0852171マキノスミレ
このあたりにはシハイスミレとマキノスミレが混在しているようです。中間的な個体もあり、区別しない方が良いかもしれません。この株はマキノスミレ的なので一応マキノスミレとしておきます。

S20150425_0913561フモトスミレ
葉に斑が入ったフイリフモトスミレです。そんなに多くはないですが所々にありました。


さて、目的の場所に到着。さっそくスミレを探します。草地に白いスミレがありました。距だけがわずかに紫色です。

S20150425_093619オトメスミレ
タチツボスミレの白花の品種で距だけが紫色のものです。品種といっても近くに咲いているタチツボスミレとはかなり異なった印象で、全体にかなり繊細な造りだと思います。


本日の目的はヒゴスミレとアケボノスミレでしたが、日当たりの良い場所では終盤の状態で少し焦りました。それでもじっくり探すときれいな花もありました。


先ずはヒゴスミレです。葉が識別ポイントなのですがちゃんと5裂が判る写真がありませんでした。もう少し考えて撮影しないといけませんね。

S20150425_094556ヒゴスミレ@

S20150425_0955201ヒゴスミレA




さて、最後はアケボノスミレです。アケボノスミレは好きなスミレなのですが、なかなかいい感じに撮影できない難しいスミレでもあります。花弁の色がイメージ通りになりません。

S20150425_100351アケボノスミレ@

S20150425_1002271アケボノスミレA
上の写真と同一の株をアップで。丸くふくよかなピンクの花弁、花期には葉が伸展前の状態です。

S20150425_101033アケボノスミレB
20株くらいが咲いていましたが、天気が良すぎてアケボノスミレの柔らかいピンクがうまく出ませんでした。


伊吹山のスミレ、もう一種類観察したいものがあるのですが。まだ少し時期が早そうです。5月にまた来ようと思います。

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2015年04月22日

サカハチチョウ(2015-4-18 庄原市)

この日は各所でサカハチチョウに出会いました。スジグロシロチョウとテングチョウもたくさんいました。

S20150418_110928tサカハチチョウ
道端の焚火跡で吸水していました。春型のサカハチチョウです。複雑な模様です。

S20150418_1109431tサカハチチョウ
同一個体の翅裏、こちらも複雑な模様ですね。

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2015年04月21日

ヒカゲスミレ(2015-4-18 庄原市)

4月18日、庄原市南東部でのスミレ散策です。

先ずはタチツボスミレの仲間から。

S20150418_134155ケイリュウタチツボスミレ
増水すると水をかぶる場所に適応したタチツボスミレです。全体の大きさに対して花がかなり大きな感じがします。

S20150418_1340311ケイリュウタチツボスミレ
上と同じ株をアップで。距が白いのと、独特な葉の形状が特徴です。

S20150418_1332491オオタチツボスミレ
白い距と丸い葉が特徴です。地上茎が伸びていないとイブキスミレと紛らわしい感じがしますが、側弁基部に毛がないので識別できます。

S20150418_1336221ニオイタチツボスミレ
重なった丸い花弁、やや丸みのある葉などが識別点ですが、個体差もあって面白いスミレです。花はナガバノタチツボスミレと区別できないようなものもあります。

タチツボスミレの仲間は、ナガバノタチツボスミレ、タチツボスミレがたくさん咲いていました。


今回、早咲きのスミレはほとんど終わっていました。イブキスミレは崖下などの日陰に花が残っていましたが、ヒナスミレは完全に終わっていました。

S20150418_122608イブキスミレ
大好きなスミレなのですがなかなか満開の時期に観察できません。何年か前に満開の時があったのですが、どこを見ても咲いているぐらいで、こんなにたくさんあるのかとびっくりした記憶があります。

S20150418_1538401マルバスミレ
今回いろんな場所で観察できました。丁度満開の時期でした。株によって葉や花弁の状態が違いのも面白いものです。

S20150418_141050ハグロヒナスミレ
今回の目的のひとつがこのスミレだったのですが、すでに花がしぼんでいました。残念。一週間遅かったですね。花が終わると葉の黒味が薄くなるようです。

S20150418_135309アソヒカゲスミレ
こちらも花がしぼんでいます。葉がひょうたん型の珍しいヒカゲスミレです。

さて、もう一つ観察したかったのがヒカゲスミレです。ヒカゲスミレは日当たりの良い場所はほぼ花が終わっていましたが、日陰を丹念に探すとまだまだ良い状態の花がありました。

S20150418_141637ヒカゲスミレ
道沿いに咲くヒカゲスミレ。すぐ近くにタイヤの跡があり、下手したら踏まれそうです。

S20150418_1414341ヒカゲスミレ
上と同一の株です。白い花弁に紫色の線、中央部の黄色となかなか味わい深いスミレです。この株は葉の黒味が強く、タカオスミレ的ですね。

S20150418_163223ヒカゲスミレ
いつもは行かない谷に入ると斜面にヒカゲスミレが密生していました。日がなかなか入らない谷なので花が丁度良い状態でした。







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2015年04月19日

エイザンスミレ(2015-4-18 安芸太田町)

広島県西部の谷を歩いてきました。探し物は見つからず、自分の目は節穴と思い知らされました。
また、昨春にたくさんのカヤランが着生していた木に根の跡しか残っていませんでした。採集されたのか・・・?


スミレ類はヒナスミレなどの早咲きスミレは終わり、シハイスミレやタチツボスミレがメインになっていました。
そんな中、盛りは過ぎていましたがエイザンスミレがまだ残っていました。この谷にはかなりたくさんの株がありますが、滋賀県では群生する場所をまだ見つけていません。久しぶりに撮影できました。

S20150418_075137エイザンスミレ@(2014-4-18 安芸太田町)

S20150418_075040エイザンスミレA(2015-4-18 安芸太田町)

 

S20150418_082946エイザンスミレB(2015-4-18 安芸太田町)

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ホソバシュンラン(2015-4-18 庄原市)

昨日は春らしい良い天気でしたね。

春の花を探すと林縁にシュンランが咲いていました。春一番の代表的なランです。  
昨日は2か所で観察したのですが、微妙な違いがあるようです。判りますか? 

S20150418_065045シュンラン(2015-4-18 安芸太田町)
こちらが通常タイプのシュンラン。青い葉はやや幅が広いです。

S20150418_1706141ホソバシュンラン(2015-4-18 庄原市)
こちらが石灰岩の岩場に咲くシュンランです。葉が上の写真に比べると半分ぐらいの細さです。石灰岩に適応した変種です。

これまでシュンランの葉を意識していなかったので、こんなに差があることに驚きました。面白いものですね。

posted by makokuni at 11:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 野草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

里山のサシバ(2015-4-18 庄原市)

今日は雨、一日休養です。
昨日は広島で観察したかった春の花を探索しました。かなり歩いて今日は筋肉痛です。

中国地方らしく山間に民家が点在しています。春の里山を背景に立派な鯉のぼりがたっていました。

田植え準備中の田んぼではトノサマガエルが盛んに鳴いていました。

S20150418_122436



すると「ピックイー」の声が・・・。この春初のサシバでした。綺麗な成鳥です。もう渡りではなく、このあたりで繁殖するのでしょう。
この里山は環境も良さそうです。無事に繁殖して欲しいものです。

S20150418_1218451tサシバ(2015-4-18 庄原市)

posted by makokuni at 10:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 鳥見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月12日

ギフチョウ(2015-4-12 南越前町)

やっとギフチョウを見に行きました。3月末には飛び始めていたようなので、2週間たっています。ちょっと状況が心配でしたが、10時には現地に到着。

さっそく探すと・・・・、枯草上で体を温めるギフチョウを発見。尾状突起が片方取れていますが、元気そうです。

S20150412_095330



カタクリの咲く斜面で待つと、複数のギフチョウが吸蜜にやってきてくれました。カタクリが最盛期を過ぎているのが少し残念ですがしかたありません。

以下、カタクリとギフチョウの写真です。今年は少し引き気味を意識して撮影してみました。

S20150412_105242カタクリとギフチョウ(1)

S20150412_1051141カタクリとギフチョウ(2)

S20150412_104957カタクリとギフチョウ(3)

S20150412_103740tカタクリとギフチョウ(4)
最後は少しアップで撮影してみました。



福井県はまだまだたくさんのギフチョウが観察できますが、このあたりでもシカの食害が確認され始めているそうです。この先が少し不安です。

posted by makokuni at 19:25| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

テリハタチツボスミレとナガハシスミレ(2015-4-12 敦賀市)

今日は敦賀に行ってきました。日本海側の早咲きスミレが目的ですが、例年は3月末に観察しています。2週間後、まだ咲いているでしょうか。

現地に着くとすでにシハイスミレが満開です。やはり少し来るのが遅かったようです。   

S20150412_074439シハイスミレ


表面が艶やかなテリハタチツボスミレはいつものようにたくさんありましたが、既に花は終わり実がついていました。

S20150412_074038テリハタチツボスミレ

少し日陰になる場所の株に残り花がありました。

S20150412_0704051テリハタチツボスミレ


ナガハシスミレもほぼ終わりでした。

S20150412_0708501ナガハシスミレ



この後、春のチョウを求めて南越前町に移動しました。

posted by makokuni at 15:52| Comment(0) | TrackBack(0) | スミレ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする