2014年08月31日

ジシギ探索(2014-8-30 草津市・守山市)

本日の午後、日本野鳥の会京都支部の「鳥談会」で、ジシギの識別について話題提供する予定です。以前に撮影した写真や文献等を紹介するつもりですが、最近はあまり観察に行っていないのでチョット不安です。

そこで昨日、秋のシーズンに突入したジシギ探索に行ってみました。場所は琵琶湖南部、湖東の草津市、守山市の田んぼです。すでに稲刈りが終わった田んぼが丁度良い状態でした。琵琶湖岸の田んぼは広いので近くで観察できないのが難点ですが、なんとか少しだけ観察できました。

S20140830_1114132tクサシギ
稲刈り後の田んぼにケリがたくさん集まっていましたが、その他のシギチはこのクサシギだけでした。

さて、目的のジシギです。チュウジシギは尾羽を確認できて確定できたものが数羽。その他は怪しい個体が数羽でした。

S20140830_095907t手前:個体A、奥:個体B
個体Aは尾羽を広げた瞬間を撮影できてチュウジシギと判定できました。個体Bはこの段階では個体Aとの差がほとんどなくて、同じチュウジシギかなと思っていました。

S20140830_1041351t個体B
個体Bの別場面での写真です。全体のバランスはオオジシギの様に感じます。でも識別確定せず、としておきます。

S20140830_113502t右:個体C、左:個体D
畔の上にいたジシギ2個体です。右側の個体は羽衣が全体に褐色味が強く、左側の個体と異なる印象です。


S20140830_1135202t個体C
なかなか悩ましい感じの個体です。ハリオの可能性も否定できない感じがします。これも現状では識別確定せずです。



S20140830_1136202t個体D
この個体は尾羽と初列風切の形状が確認できました。チュウジシギで良いと思います。


久ぶりのジシギ観察でしたが、相変わらずの難しさでした。個別の識別点より全体的なバランスを重視したなかで、構成的な識別点を確認して識別を確定するようにしています。構成的な識別点が確認できないときは、識別確定せずで良いと思っています。


さて、そろそろ鳥談会に出かける用意をしましょう。どうなるか少し心配。

posted by makokuni at 10:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 鳥見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月23日

ナツエビネ(2014-8-23 高島市)

本日午前中はなんとか天気が持ちそうだったので、少し遅いとは思いましたがナツエビネを見にいってみました。

S20140823_0845481雨で谷も荒れているかと思いましたが、少し水量が多い程度で難なく遡行できました。

S20140823_074252途中、タゴガエルがたくさん出てきました。

S20140823_084252立ち枯れの木にはニガクリタケが一面にはえていました。

S20140823_081802目的の場所に到着です。谷に生える巨木(カツラかな)の幹にナツエビネが着生しています。花の状態はどうでしょうか。



S20140823_075916残念ながらやはり一週間程度遅かったようです。すでに花が黄色くなっています。下のほうは花が終わって子房が膨らんでいます。
木を見上げる位置で撮影。

S20140823_081144別角度から撮影。

S20140823_0834461先端部の花はまだ綺麗なじょうたいですね。蕾も残っています。



S20140823_0809411花のアップです。
今年は盆休みに来るつもりだったのですが天候不良で断念。来年はちょうど良い時期に再訪したいものです。


近くの木を探すと小さなナツエビネ(と思われる葉)を2株見つけました。今年は花茎が出ていないようです。来年以降が楽しみです。

S20140823_0827591ナツエビネ? 

S20140823_085759ナツエビネ?



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2014年08月18日

渓畔林を歩く(3) ニホンヒキガエル(広島県 2014-8-12)

渓畔林ではトンボや野鳥も観察できましたが、時期的に種類は少なかったです。
野鳥は繁殖期も終わり一番静かな時期ですがカラ類は元気に活動していました。一番多かったのは外来種のソウシチョウ。これだけ増えると競合するウグイスが少なくなるのではないかと心配になります。ソウシチョウに罪はありませんが、見かけるたびに違和感を覚えてしまいます。

S20140812_144000クサアシサイ
道沿いの斜面に群生していました。ヤマアジサイとはまた違った趣がありますね。



歩いていると渓流沿いの岩の上でヒキガエルが休んでいるのを見つけました。広島にはニホンヒキガエルしか生息していないのでニホンヒキガエルののですが、こんな場所にも出てくるのですね。一瞬、ナガレヒキガエルかと思いました。


S20140812_1428391ニホンヒキガエル
ナガレヒキガエルと比べると手足がかなり短い感じがします。また後ろ足の水かきも小さいと思います。

S20140812_1429522ニホンヒキガエル
近づいてアップで撮影してみました。目の後ろに位置する鼓膜が比較的はっきりとしています。ここも識別点になります。

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2014年08月17日

渓畔林を歩く(2) チョウの楽園(広島県 2014-8-12)

S20140812_120405キツリフネ
渓畔林に流れこむ小さな沢沿いにさいていました。

さて、渓畔林で出会ったチョウを紹介したいと思います。時期的に種類は少なかったですが、たくさんのチョウを観察できました。

S20140812_100615ゴイシシジミ
渓畔林にはササがたくさんありました。滋賀ではシカの食害で林床のササがほとんどなくなっています。ゴイシシジミの幼虫はササに付くアブラムシを食べるのでササがないと生息できません。

S20140812_1354051tヒメキマダラヒカゲ
久々に観察しました。西日本では山地のチョウです。このチョウも食草はササなのでこの渓畔林は良い環境だと思います。


この場所で一番多かったのはミヤマカラスアゲハでした。陽が高くなり気温が上がってくると、吸水のため道に降りてきて、いたるところで集団で吸水していました。最大で一か所に20個体以上集まっていました。ミヤマカラスアゲハの群れ飛ぶ中を歩く、素晴らしい時間でした。

S20140812_1250401ミヤマカラスアゲハの集団吸水1

S20140812_125050ミヤマカラスアゲハの集団吸水2



S20140812_125154ミヤマカラスアゲハの吸水
地上で吸水するミヤマカラスアゲハ♂です。黒に青緑色の鱗粉が宝石のように輝いています。


広角レンズでミヤマカラスアゲハの飛翔を撮影してみました。ちょっとピントが合っていないですが、夏の林道を舞う雰囲気は出たかなと思います。

S20140812_1210234ミヤマカラスアゲハの飛翔1

S20140812_1210212tミヤマカラスアゲハの飛翔2

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2014年08月16日

渓畔林を歩く(1) 樹上の花園(広島県 2014-8-12)

夏休みも今日と明日のみになりました。昨夜、広島の実家から戻ってきました。

帰省のついでに以前から行ってみたかった広島県の渓畔林を歩いてきました。時期的に出会った生き物は少なかったですが、なかなか面白い場所でした。
それにしてもよく歩いた一日でした。GPSでトラックした記録では28Kmくらい歩いていました。


S20140812_103435渓流沿いにミズナラ、トチ、カツラなどの林が続いています。流れから少し離れるとブナなども生えていました。
渓流からの冷気と葉が陽を遮って、この時期でも快適に歩くことができました。

S20140812_095751渓畔林の様子(1)

S20140812_093726渓畔林の様子(2)

S20140812_131017渓畔林の様子(3)

今回の目的のひとつは、樹木に着生した植物の観察です。歩きながら双眼鏡で木々を観察していきます。すると面白い樹を見つけました。

S20140812_105340ミズナラの巨木にコケがびっしりとついて、そこにシダ類が着生しています。その中にありました・・・・。

S20140812_105051ヒナチドリ、初めての観察です。美しいランの仲間ですが、残念ながら花は終わっていました。花の時期には「樹上の花園」になるのでしょう。その姿を想像して再訪することを誓って帰途につきました。


さて、ヒナチドリを観察できたのである程度満足したのですが、もうひとつ観察したい花がありました。
実家で撮影した写真を見直していると・・・・。ありゃー、こんなところにあったんだ。



S20140812_105435赤い矢印の左側にその植物が写っていました。現地で気づかなかったのが残念です。ヒナチドリで舞い上がってしまったからなあ・・・、と言い訳です。

S20140812_105435tその花がこれです。大幅にトリミングしてみました。観察したかったツリシュスランです。偶然写真に写っていましたが、これでは観察したことになりませんね。これもまた再訪する理由になりそうです。

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2014年08月03日

ナガレヒキガエル(2014-8-2 大津市)

昨日はキリシマミドリシジミを再訪しようと思っていたのですが、状況が改善していないようで取止めました。今年は本当に個体数が少ないようです。来年に期待しましょう。

夜に所要があったので近場にでかけてみました。大津市北西部の谷川です。渓流性の小型サナエを期待していたのですが姿はありませんでした。

川沿いの岩場にはイワタバコが咲き始めていました。

S20140802_084236イワタバコ(2014-8-2 大津市)

川沿いに遡上していると大きな岩に止まる鹿の子模様の鳥を発見。久々に観察するヤマセミでした。写真撮影はできず、残念。

さらに歩くと、流れから出た岩に上がっているカエルを発見。カジカガエル・・・?と近づいてみるとヒキガエルでした。こんな場所にいるヒキガエルと言えば、流水に生息するナガレヒキガエルですね。

S20140802_074504ナガレヒキガエル(2014-8-2 大津市)
渓流を背景にしたナガレヒキガエル。このあたりにはアズマヒキガエルも生息しますが、この環境にはいません。



S20140802_0750211ナガレヒキガエル(2014-8-2 大津市)
近づいて広角で撮影。アズマヒキガエルよりスマートで手足が長い印象です。



S20140802_074656ナガレヒキガエル(2014-8-2 大津市)
手足の長さでも識別できるようですが、一番の特徴は鼓膜です。目の後ろ、耳腺の前側の下に鼓膜があるのですが、分布の重なるアズマヒキガエルでは鼓膜が明瞭であるのに対して、ナガレヒキガエルは鼓膜がほとんど判りません。

posted by makokuni at 11:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする