2014年05月31日

アカゲラがくれたラッキー(2014-5-31 滋賀県北部)

このところ少し疲れ気味なので、今朝はゆっくりと寝て体力回復に努めました。それでも若い時の様に何時までも寝れる体力もありませんので、8時には起きてしまいました。

今日は特に予定はなかったので自宅でゆっくり過ごそうかと思ったのですが、4月に見つけたサイハイランと思われる葉の様子を見に行くことにしました。

現地に着いて探しましたが思いのほか下草が生えていて見つかりません。仕方がないのであきらめて、尾根筋を散策しました。

キツツキの声が聞こえます。ずっと鳴き続けているので何事かと思ったら、アカゲラの幼鳥が親に餌をねだっているようです。

S20140531_131628tアカゲラ(2014-5-31 滋賀県北部)
ほとんど親と同じ大きさで、もう自分で餌も取れるのではと思いますがどうなのでしょう。

S20140531_1250381tアカゲラ(2014-5-31 滋賀県北部)
上と同一個体です。尾羽はまだ短めです。足の爪は鋭いですね。

S20140531_1254441tアカゲラ(2014-5-31 滋賀県北部)
偶然飛びたちが撮影できました。

S20140531_1243592tアカゲラ(2014-5-31 滋賀県北部)
幼鳥の声に反応していた個体です。嘴に餌をたくさん咥えています。ザトウムシかなあ・・・。



S20140531_1244061tアカゲラ(2014-5-31 滋賀県北部)
上と同一個体です。しばらく観察していたのですが、幼鳥の鳴き声に反応して近くで鳴いているのですが、給餌はしませんでした。私が近くにいたので警戒していたのか・・・。


給餌しないので、早々に立ち去ることにして尾根から降りました。歩きながら谷筋をのぞくと、黄色い花が見えました。
もしかして・・・、キエビネ? 急な斜面を下って近づきます。

S20140531_134450エビネ(2014-5-31 滋賀県北部)
近づくと花は終わりすべてしぼんでいました。しぼんだ花からのぞいた唇弁は白色でした。キエビネではなく花弁が黄緑のジエビネのようです。
それでも結構大きな群落です。アカゲラがくれたラッキーな出会いでした。来年は少し早目に観察しに来ようと思います。

posted by makokuni at 21:57| Comment(4) | TrackBack(0) | 野草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月28日

まだ春の装い・原生林調査(2014-5-25 南丹市)

今年2回目の野鳥調査で原生林にはいりました。5月末ですが原生林内にはまだ残雪があり驚きました。春先の花も咲いていて林内はまだ春の装いでした。


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なお現在、この原生林への立ち入りは厳重に管理されています。当グループは野鳥調査を
長年継続しているため特別に許可を得て入山しています。
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調査日の前夜は、今回もお酒を飲みながらコノハズクの声を楽しむことができました。至福のひと時でした。


野鳥はアカショウビンを見たかったのですが残念ながら声のみでした。キバシリやミソサザイ、カラ類は繁殖に忙しそうでした。


S20140525_0840011林内には僅かですが残雪がありました。下界では25度を超える気温で初夏ですが、ここではまだ春先の花が咲いていました。

S20140525_080006それでも一か月前にはほとんど芽吹いていなかったブナは青々とした状態になっていました。

S20140525_075540立ち枯れたブナにはキツツキがつついた跡がありました。嘴の威力はなかなかですね。

S20140525_081842タニギキョウがあちこちに咲いていました。ちいさなちいさな花です。




S20140525_075801スミレはそろそろ終わっていると思ったのですが、まだシハイスミレが咲いていました・

S20140525_1342591同じシハイスミレでもこちらは葉が黒いタイプ、いわゆるハグロシハイスミレです。この原生林では初めて観察しました。

S20140525_134508さてこのスミレ、最初はナガバノスミレサイシンかと思ったのですが、距が細くてスミレサイシンの仲間とは特徴が違います。少し悩みましたがよくよく見れば、葉や花自体はシハイスミレと同じでした。花弁の色が違うだけで印象が違うものですね。シロバナシハイスミレが正解の様です。シロバナシハイスミレは初めて観察したのでちょっと嬉しかったです。

S20140525_1348101シロバナシハイスミレの側面です。シロバナといっても花弁にはやや青みがありました。

S20140525_125103トンボはムカシトンボを期待していたのですが確定できる出会いはありませんでした。写真はヒメクロサナエの♀です。

トンボは少なかったですが、チョッキリ(ゾウムシの仲間)やコメツキが沢山いました。

S20140525_1415271ミヤマカタバミの葉でアオハムシダマシが休んでいました。小さな昆虫ですが緑色の宝石のようです。



S20140525_123011面白い姿の水生昆虫です。名前を調べているのですがまだ判りません。お尻の3本は何の役目があるのでしょうか?

S20140525_100407tキノコもそこそこ生えてきていました。もう少し雨が降ればもっと生えるのでしょう。それにしても林内の倒木の変化は思った以上に速いです。キノコなどが一生懸命に分解しているのが見えるようでした。



posted by makokuni at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | スミレ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月25日

春のタカ渡り、終了(2014-5-24 長浜市)

昨日、この春のタカの渡りとしては最後の観察に行ってきました。今回は湖北の山に陣取ったのですが、下手すれば丸坊主となるところでした。オオムシクイが盛んに鳴いていたのが印象的でした。

観察できたタカは、ノスリ1とハチクマ1とわずかに2羽のみでした。観察時間が短めだったとはいえ、またしてもダメでした。春の渡りは相性悪いです。

S20140524_1409502tノスリ
山バックで上昇するノスリです。尾羽や風切羽が伸長中です。写真では判りにくいですが目が淡色でまだ若い個体の様です。



S20140524_1325562tハチクマ
この日唯一のハチクマ♂成鳥です。近くを飛んでくれたのが救いです。目の前を横切っていきました。以下の写真も当然同一個体です。



S20140524_132601t



S20140524_1326052t



タカの渡り観察の後は、一か月ぶりの原生林での野鳥調査のため移動しました。コノハズクやアカショウビンとの出会いが楽しみです。

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2014年05月17日

ハチクマ、春の渡り(2014-5-17 高島市)

今日は湖西北部の山にハチクマの春の渡り観察に行ってきました。ハチクマの春の渡りはいまだに一回も良い思いをしたことがありません。

朝7時に山麓に車を置いて、山道を歩いて1時間で観察ポイントに到着。北風がやや強いですが絶好の渡り日和です。

S20140517_114721観察場所からの眺望です。写真の右手から左手にハチクマがわんさかと飛ぶ予定だったのですが、結果はやはり今回もダメでした。
場所の選択が悪いのか・・・。やはりもう少し東の湖北か、日本海沿いが正解なのでしょうか?

8時から15時まで観察してハチクマ9羽でした。そのうち性別が確認できたのは4羽で、いづれも♂ではありませんでした。
♂の方が時期的に早く渡ると思うので、ハチクマの渡りもそろそろ終盤なのかもしれません。


以下の写真は本日一番近くを飛んでくれたハチクマです。現地では♀だと思ったのですが、写真でみるかぎり2年目の個体かもしれません(3枚、同一個体です)。

S20140517_1149362

S20140517_1149321t

S20140517_1149512t

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2014年05月13日

ミツモリスミレ?(2014-5-10 高島市)

ツルタチツボスミレを観察した山で面白いスミレを観察しました。


そのスミレを紹介する前に2つのスミレの写真を見てください。


S20140510_091702フモトスミレ(2014-5-10 高島市)
花弁の紫色が非常に強い株で。小さいスミレですがなかなか味わい深いスミレです。花弁の側弁にはびっしりと毛が生えています。

S20140510_083744_2フモトスミレ(2014-5-10 高島市)
この株も紫色が強いですね。葉は典型的な卵型です。

S20140510_083824_2フモトスミレ(2014-5-10 高島市)
上の株を部を側面から。距は短いですね。

S20140510_094806_2フモトスミレ(2014-5-10 高島市)
花弁はよくある白いタイプの株です。葉の全体が判る写真として載せました。

さて、もう一つのスミレはシハイスミレです。

S20140510_0843441_2シハイスミレ(2014-5-10 高島市)
この山域ではシハイスミレ、マキノスミレ、その中間的な株といろいろ観察できます。どちらにしても花弁は全体的に赤味があり、側弁基部には毛はありません。写真では判りませんが、距はやや長めです。葉も長いのは間違いありません。

以上二つのスミレを踏まえて下のスミレを見てください。
どうも中間的な特徴を備えているように思います。
花弁の色はシハイスミレ的、側弁基部の毛はフモトスミレ的、距はフモトスミレより長め、葉の形状はシハイスミレ的です。

マキノスミレとフイリフモトスミレの交雑スミレをミツモリスミレと呼ぶのですが、このスミレはシハイスミレ(またはマキノスミレ)×フモトスミレの可能性があるのではないかと思います。とりあえずミツモリスミレ?としておこうと思います。

S20140510_090156ミツモリスミレ?(2014-5-10 高島市)

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2014年05月11日

ツルタチツボスミレ(2014-5-10 高島市)

昨日(5月10日)は天気が良さそうだったので、スミレとハチクマの両立を狙って山に行ってきました。
午前9時には滋賀県と福井県の県境に位置する山の頂上に到着。ハチクマの到着を待つばかりと思ったのですが、強風が吹き荒れて目が痛くなるくらいでした。せっかく登ったのに早々に諦めて下山しました。

そんな訳で今年の初ハチクマはまたしてもお預けになってしまいました。


スミレの方も目的のツルタチツボスミレは観察できましたが、時期的にはまだ早い様で咲き始めの株をやっと見つけました。

S20140510_092040ツルタチツボスミレ(2014-5-10 高島市)
花はまだ咲き始めでした。地上に伸びた茎から葉が伸びて広がっているのがわかります。
葉の腎形〜3角形、基部は切形〜浅い心形です。

S20140510_0921031ツルタチツボスミレ(2014-5-10 高島市)
タチツボスミレより細長い花弁でやや繊細な感じの花です。距は白くて先細りの形状をしているのが特徴です。



S20140510_092236ツルタチツボスミレ(2014-5-10 高島市)
花の側面です。距が白くて先細りの形状をしているのが判ります。


林床にびっしりと咲いているのを観察したかったのですが、もう少し先の様ですね。来週はハチクマの渡り観察に行きたいのでまた来年の春までお預けです。

posted by makokuni at 13:33| Comment(0) | TrackBack(0) | スミレ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

吾妻山と周辺のスミレ・ダイセンキスミレなど(2014-5-3 庄原市)

すでに一週間以上前になりましたが、GWに吾妻山で観察したスミレです。

吾妻山の春は例年よりやや遅く、スミレもやや遅めの推移でした。この春は場所によって春の早いところと遅いところがあるように思います。


S20140503_105754_3オオタチツボスミレ(2014-5-3 庄原市)
オオタチツボスミレは、例年なら満開状態なのですが今年はまだ満開前の状態で、地上茎もこれから伸びる感じでした。それでも林縁一面に咲いていました。

S20140503_105653オオタチツボスミレ(2014-5-3 庄原市)
まだ地上茎があまり分岐していないのが判ると思います。オオタチツボスミレは白くて太い距が特徴です。

S20140503_093912スミレサイシン(2014-5-3 庄原市)
スミレサイシンがちょうど見頃でした。大きくてふくよかな花弁、伸展中の葉が特徴です。花弁の色は青みが強いものからほとんど白いものまでいろいろです。
葉の先が細く長いものをサンインスミレサイシンと言いますが、この場所では長さがいろいろであえて区別しない方が良いかもしれません。

S20140503_0942331アオイスミレ(2014-5-3 庄原市)
春一番に咲くアオイスミレがまだ咲いていました。今年はエゾアオイスミレを観察したかったのですが来年の宿題になりました。

S20140503_0845591フモトスミレ(2014-5-3 庄原市)
池ノ原の芝地に生えています。花付が非常に良いのですが、まだほとんどは蕾でした。この場所のフモトスミレは非常に小さい株で、見つけにくいかもしれません。

S20140503_104516ダイセンキスミレ(2014-5-3 庄原市)
この時期に吾妻山を訪れる方はこのスミレを目的にされていることが多いのではないでしょうか。比較的花の時期が長いのでこれからしばらく楽しめるのではないでしょうか。



さて、吾妻山で野鳥観察とスミレ観察した後、山麓の林に行ってみました。4月にはヒナスミレが咲いていた明るい雑木林です。

S20140503_1218541ナガバノタチツボスミレ(2014-5-3 庄原市)
ナガバノタチツボスミレが咲いていました。まだ、地上茎が伸びていないので特徴的な細長い葉があまり出ていません。

S20140503_122624マルバスミレ(2014-5-3 庄原市)
マルバスミレは満開でした。林床にポツポツと咲いていました。

S20140503_123251アケボノスミレ(2014-5-3 庄原市)
この場所では毎年アケボノスミレが咲いています。今年も咲いてくれました。ただ、株数が少ないのが残念です。なかなか増えてくれません。
アケボノスミレはピンクの大きく丸い花弁で側弁に毛があります。距は太くて短めです。花の時期には葉はほとんど伸展していません。この株は葉がまだ地表に出ていませんでした。


posted by makokuni at 11:31| Comment(0) | TrackBack(0) | スミレ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月07日

クロジのさえずり、繁殖か?(2014-5-3 庄原市)

吾妻山で出会って興味深かった野鳥を紹介します。

コルリの声が近くでしたので、姿を見ることができないかと探していたら、頭上から「ホーイ、ちよちよ」と元気な鳴き声がしました。一瞬???になりましたが、どう考えてもクロジです。

芽生えた梢の中を探すと何とか姿を確認できました。

S20140503_072006tクロジ(2014-5-3 庄原市)
さえずるクロジの雄です。距離がありましたが何とかそれと判る程度に撮影できました。
クロジは中国地方でも越冬していますが、繁殖の記録はほとんどないと思います。広島県内では西中国山地で繁殖記録があると思いますが、備北地方での繁殖は記録はあるのでしょうか。
この個体は越冬地から繁殖地への移動途中の可能性もありますが、繁殖の可能性もあると思います。誰か継続観察してくれないかなあ・・・。



S20140503_103202tコガラ(2014-5-3 庄原市)
クロジ観察の前に探していたコルリは結局声だけで姿は観察できませんでした。代わりにコガラが近くにきてくれました。

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キビタキ(2014-5-3 庄原市)

吾妻山で観察した野鳥の続きです。

夏鳥はクロツグミ、オオルリ、コルリ、ツツドリなどを観察できましたが、なんといってもキビタキが一番たくさんいました。
キビタキはそこかしこでさえずりが聞こえ、姿もたくさん観察できました。新緑の芽生えに鮮やかな黄色が映えていました。

S20140503_0640122キビタキ(2014-5-3 庄原市)
林道に張り出した枝に止まって囀る雄です。黒のベースに喉から腹にかけてのオレンジから黄色のグラディエーション、腰と眉斑の黄色、雨覆の白と本当にきれいな野鳥です。

 

S20140503_064118tキビタキ(2014-5-3 庄原市)
上と同一個体です。声も姿もすばらしいです。私には出会うと嬉しくなる鳥のひとつです。

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posted by makokuni at 21:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 鳥見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

オオアカゲラ(2014-5-3 庄原市)

連休二日目の5月3日は庄原市北部の吾妻山へ野鳥とスミレの観察に行きました。
夜明けから野鳥観察するつもりだったのですが、ぐずぐずしていて6時からの観察となりました。

林道を歩くとキツツキの声が聞こえてきました。2羽が鳴き交わしています。探すとオオアカゲラがいました。



S20140503_0630401tオオアカゲラ(2014-5-3 庄原市)
頭が赤いので雄ですね。口にカミキリの幼虫(いわゆる鉄砲虫ですね)を咥えています。どうやら雌にプレゼントをして求愛しようとしているみたいです。

S20140503_062942tオオアカゲラ(2014-5-3 庄原市)
上と同一個体です。

30分近く観察したのですが鉄砲虫を咥えたまま鳴き通しでした。ただ、雌の反応は芳しくない様でなかなか誘いを受けてくれないようでした。
そうこうするうちに雄がもう一羽やってきました。それを契機に雌が飛び立ち、雄二羽を後を追っていなくなりました。

雄は雌を獲得するのに必死です。

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posted by makokuni at 20:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 鳥見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする