久しぶりに野鳥調査で原生林にはいりました。秋は運動会やら仕事やらで調査に参加できず初夏以来となりました。
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なお現在、この原生林への立ち入りは厳重に管理されています。当グループは野鳥調査を
長年継続しているため特別に許可を得て入山しています。
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原生林は紅葉も終わりほとんどの落葉樹は葉を落としていましたが、ミズナラはまだ葉が残っていました。カシワの葉は冬になっても落ちないため受験生に「落ちない」葉として配る催しのニュースを見たことがあります。ミズナラもブナ科の近い樹木なので性質が似ているのでしょうか。

野鳥はアトリやマヒワの小群れが飛び交っていました。大きな群れは観察できませんでしたが、季節外れのルリビタキの囀り(ぐぜり?)や自身3年ぶりのイスカも観察でき楽しめました。写真は帰りの林道で観察したキバシリです。
この時期の野鳥観察には声の識別が重要ですね。もっと経験を積まないと難しいなあ。

林内ではこの時期ならではのものを探してみましたが、なかなか面白いものがありません。コケの上に落ちた木の実を密かなテーマにしてみましたが、2枚しか撮影できませんでした。
ブナの実
すでに中身はなくなっていました。今年はブナは豊作だったと聞いていますので、山の生き物は喜んでいるでしょう。ブナの実は小さいですが人が食べても結構おいしいと思います。
ミズナラの実
ミズナラの実と書きましたがドングリだけだとコナラの方に思えてしまいます。林内にコナラがあったかなあ・・・。
さて初冬の生き物で一番目立つのはキノコの仲間です。もう少したくさん観察できるかと思っていたのですが、雨が少ないためかやや乾燥していて全体的に少なかったです。
キノコの写真はちょっと引き気味に撮影してみました。林の雰囲気が少しでも伝わると良いのですが・・・・。
クリタケ
ナメコ
チシオタケ?
ヒラタケ
アシナガタケ?
ツチグリ
もうすぐこの林も雪に覆われるでしょう。雪の下で落ち葉はキノコや微生物によって徐々に分解していくことでしょう。
来春までこの原生林ともお別れです。
posted by makokuni at 21:44|
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