2013年05月29日

5月の原生林(2013-5-26 南丹市)

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先日の日曜日、午前2時から原生林に入りました。
今年から新たに始まった夜間の野鳥調査のためです。満月で思ったより明るい夜でした。
ヨタカやコノハズクの声を聴くことができました。
今回うれしかったのは、調査前夜にオオコノハズクの声を教えてもらったこと。一声だけでしたが独特の声を聴くことができました。

4時頃には早くも明るくなり始め、小鳥たちが一斉に囀り始めました。それにしてもこの原生林は広いなあ。残念なのは下草がほとんどなく、全体に乾燥化が進んでいること。

5時過ぎにはいつもの調査地点に入り、調査を開始しました。
夏鳥はオオルリ、キビタキは多かったですが、アカショウビンは個体数が少なく遠くで鳴くのみでした。留鳥は繁殖真っ盛りで、巣立ち雛も観察できました。特にミソサザイの6羽の兄弟は一見の価値ありでした。かわいかったなあ・・・。

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なお現在、この原生林への立ち入りは厳重に管理されています。当グループは野鳥調査を
長年継続しているため特別に許可を得て入山しています。
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先ずは植物から。

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前回は芽吹いたばかりだったトチノキもすでに葉を広げていました。花も咲いていましたが、全体にまだ咲き始めといったところでした。

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今回ひそかに期待していたのはランの仲間。サルメンエビネを久々に観察したいと思っていたのですが、残念ながら確認できず。
代わりにみつけたのはこの葉っぱです。花茎が伸びてきていますがまだ花は咲いていません。葉の感じではトケンランではないかと思います。3か所で10株程度確認できましたが、花茎が出ていたのはこの株だけでした。

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さてこの日たくさん咲いていたのはテンナンショウの仲間。少なくとも数種類はあったと思うのですが、勉強不足で識別点が判っていません。アシウテンナンショウだけでも勉強しておくべきでした。最近はアシウテンナンショウはヒロハテンナンショウと同じものとされているようですね。次回までに調べておこうと思います。

野草の花は全体に少なくてフデリンドウ、クワガタソウ、タニギキョウ、ミズタビラコ、サワハコベ、イワカガミ(咲き残り)、ギンリョウソウくらいでした。

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フデリンドウ。今年の初見、びっくりするぐらい小さいです。

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クワガタソウ。これも小さな花ですね。



次はキノコ。春にもキノコは発生するのですが、雨が少なく乾いているためかあまり出ていませんでした。オオワライタケ、オオチャワンタケなどを観察できました。

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オオワライタケ。初めて見ました。


次は昆虫。

期待していたのはムカシトンボの産卵でしたが、♂1のパトロール飛行のみでした。その他に観察できたトンボはシオヤトンボとアサヒナカワトンボ、ニホンカワトンボだけでした。この2種の識別には注意が必要ですが、この地域のアサヒナカワトンボ♂は無色翅、ニホンカワトンボ♂は橙色翅だったと思うので、♂なら間違えないハズです(笑)。

チョウは春先のコツバメ、スギタニルリシジミがまだ元気に活動していました。アゲハの仲間も増えて、ウスバシロチョウは最盛期でミヤマカラスアゲハも飛んでいました。

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スギタニルリシジミ。♀かな。翅表は擦れて青みがほとんどありませんでした。


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ウスバシロチョウ。気温が高いためか飛びまわるばかりでしたが、なぜか地面に止まってくれました。吸水しているようでもなく・・・?


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アサヒナカワトンボ♂。葉の上で縄張りを張り、近くに別の個体がくると追いかけていました。



以下は、危険?な生き物ですので嫌いな方は見ないでくださいね。













爬虫類は、アオダイショウ、シマヘビ、ニホンカナヘビ、ニホントカゲ。
両生類は、イモリ、タゴガエル、モリアオガエル、カジカガエル。

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アオダイショウ。水面に映った緑とアオダイショウの緑がかぶって面白い感じになりました。


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タゴガエル。喉下の模様で識別しました。

今回は深夜からほぼ14時間の調査でした。面白いけど、翌日の仕事にヒビクのは確実です(笑)。

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2013年05月27日

ホンサナエ(2013-5-25 高島市)

山から下りたので、時期的に少し早いですが琵琶湖湖岸のトンボを見に行ってみました。

浜にトンボが休んでいました。ホンサナエです。


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ホンサナエ1

他のサナエ類も期待したのですが、やはり時期的に少し早い様でホンサナエしか観察できませんでした。

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ホンサナエ2

ホンサナエ♂のポートレイト。がっしりした体型のサナエトンボです。

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ホンサナエ3

気温が高いためか腹部をあげた独特のポーズをしています。多くのトンボでこのポーズは観察されます。

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ホンサナエ4

水際にとまるホンサナエです。琵琶湖岸のトンボがいる風景です。

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ウスバシロチョウ(2013-5-25 高島市)

春先に湖西の山麓でエビネの仲間と思われる葉を見つけました。
そろそろ開花している時期ではないかと思い出かけてきました。道の無い斜面を汗だくで登りましたが・・・、咲いていません。今年の新しい葉もまだ小さな芽でした。
この時期にこの状態ですから、エビネやサルメンエビネでは無いと思います。思いつくのはナツエビネくらい。また8月に出直すことにしましょう。

ついでに近くのキバナサバノオを見てきました。「鯖の尾」の由来である実を観察したかったのです。

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キバナサバノオの実

初めてキバナサバノオの実を観察しました。確かに独特の形状ですが「鯖の尾」に見えるかと言ったら少し微妙です。

エビネの仲間を観察した後は、この春最後となるであろうハチクマの渡り観察に行ってみました。見晴らしの良い斜面の上部に陣取りましたが、観察できたのはサシバだけでした。

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木の先端にとまるサシバ

このサシバは繁殖の準備中でしょうか、観察地点の近くから離れませんでした。

予想どおりハチクマは全く飛びませんでした。あまりに暇なので草地で飛んでいたウスバシロチョウの飛翔を狙ってみました。

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ウスバシロチョウ1

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ウスバシロチョウ2

魚眼+1.5テレプラスでなんとか撮影できました。

ハチクマの渡り、もう少し粘るつもりだったのですが、近くにサルの群れがやってきたので早々に撤退することにしました。残念ながら今シーズンの春ハチクマは3羽のみになりそうです。

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2013年05月18日

タカの渡り、今回も惨敗(2013-5-18 小浜市)

週初めには天気が悪い予報であきらめていたのですが、週末が近づくにつれて天気予報が回復。
本日張り切って日本海側にハチクマの渡り観察に行ってきました。日本海に突き出た半島沿いに渡るハチクマがターゲットです。



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海を越えて手前の稜線から上昇するハチクマがバンバンやってくる予定だったのですが・・・。
春らしく霞んだ景色でした。

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結果は写真のアサギマダラの渡りの方が圧倒的に多いというよくあるパターンでした。
今回も惨敗です。

午前7時から午後3時までの観察で、ハチクマ2、サシバ2、オオタカ1、ノスリ1でした。

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海をバックに渡ってきたサシバ。
サシバは予想したコースを飛んでくれましたが、ハチクマは半島先端で一気に高度をあげて双眼鏡ではしんどい高さを渡っていきました。

ハチクマが少なかったのは残念ですが、それなりに面白いものが観察でき楽しめました。
その中のひとつが下の写真です。

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プッポウソウです。鳴きながら渡っていきました。

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2013年05月12日

カスミサンショウウオ高地型(2013-5-3 庄原市)

今日(5/12)は良い天気でハチクマの渡り日和でしたが、所用で山には行けませんでした。
自宅近くを久しぶりに歩いてみました。近くの沢でオオルリとサンコウチョウを観察できました。また、この場所では3年ぶりにムカシトンボを観察できました。♂♀の連結飛行を2ペア観察できましたが、写真はダメでした。ムカシトンボとの相性は悪いようです。

さて、今回は先日観察したカスミサンショウウオの高地型を紹介します。

広島県庄原市の標高1000m付近の沢では、カスミサンショウウオ高地型、ブチサンショウウオ、ハコネサンショウウオが観察できます。
個体数はカスミサンショウウオが圧倒的に多くて、産卵期であれば確実に観察することができます。

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カスミサンショウウオ高地型
岩をめくると銀色の斑が見え、「やった、久々のブチサンショウウオだ」と思ったのですが、よく見ると背中に茶色みがわずかにあります。体型も少し違うようです。
カスミサンショウウオの高地型ですね。

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カスミサンショウウオ高地型
上と同じ個体です。卵嚢もたくさんありました。発生はあまり進んでいなく、今年の産卵は少し遅めだったかもしれません。

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ブチサンショウウオ
2年前に観察したブチサンショウウオです。やはりこちらの方が風格がありますね。

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2013年05月11日

スミレいろいろ(2013-5-3,5 庄原市)

GW明けの一週間は長かったですね。ハチクマの渡りも気になりますが、今日は雨で心置きなく休めます。

5月も半ばになり、スミレシーズンもそろそろ終わりです。久しぶりに高山のスミレにも会いたいのですがなかなか予定が組めません。北日本のスミレも全然観察していないので、こちらも課題です。

さてGWに観察したスミレいろいろ、まとめて紹介します。

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オオタチツボスミレ1
標高1000m付近に咲くオオタチツボスミレです。まだ地上茎が伸びていません。

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オオタチツボスミレ2
標高4000m付近に咲くオオタチツボスミレです。花はほぼ終わり、地上茎も伸びています。

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スミレサイシン
標高1000m、スミレサイシンはちょうど満開でした。この場所のスミレサイシンは花弁の青みが少なく白っぽいものが多かったです。

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マルバスミレ1
標高570mの里山の林縁にたくさん咲いていました。この場所にはアケボノスミレが例年咲くのですが、今年はまだ蕾でした。
この場所で今年は思わぬものを観察しました。野鳥のサギの仲間、ミゾゴイです。これは嬉しかったなあ・・・。

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マルバスミレ2
少しアップで。他の場所でも観察したのですが、標高の低い場所ではかなりくたびれた感じでした。

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フモトスミレ1
標高1000mの草原。この付近にたくさん群生していました。花付きも良いですね。

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フモトスミレ2
上の写真と同じ株です。もう少しすれば顔をあげてくれると思うのですが、朝なのでこの程度でした。

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アオイスミレ
春先から咲くスミレがまだ咲いていました。春早くには地面にひっつくように咲いていますが、今回はきれいに立ち上がっていました。



早咲きのスミレは終わって葉だけになっていました。特徴的なのを紹介しておきます。

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イブキスミレ
葉に乗っかるように閉鎖花がつくのが特徴です。なんか、可愛らしい感じです。

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タカオスミレ
タカオスミレの葉もたくさん。今年も良い状態の花には出会えませんでした。大好きなスミレのひとつなので来年もトライしようと思います。

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アソヒカゲスミレ
葉がひょうたん型になったヒカゲスミレですが、この株は横の張り出しが少し小さめです。もしかしたらヒカゲスミレとの中間的な形態なのかもしれません。
この株では古い葉ほどひょうたん型が不明瞭でした。
この場所では同様のスミレを数株みつけました。来年は咲いているのを観察したいものです。

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2013年05月08日

ケヤマウツボ(2013-5-5 庄原市)

ケイリュウタチツボスミレの咲く渓谷は、黄色い花の谷でもありました。
青い花のスミレはほぼ終わり、代わって目につくのは黄色いヤマブキとヤマブキソウです。

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ヤマブキ

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ヤマブキソウ
遊歩道沿いの斜面にたくさん咲いていました。


その他の野草もたくさん咲いていましたが、その中から異色な花を紹介しましょう。
ケヤマウツボです。

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ケヤマウツボ1
ケヤマウツボはゴマノハグサ科の寄生植物で、ブナ科やカバノキ科の樹木に寄生するようです。他の寄生植物と同様に葉緑素を持っていません。

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ケヤマウツボ2
湿った斜面に群生していました。なかなか奇妙な植物ですね。

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ケヤマウツボ3
拡大して撮影しました。このひとつひとつが花にあたります。花だけ見れば確かにゴマノハグサの仲間かなあ・・・、という感じではあります。

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2013年05月07日

ケイリュウタチツボスミレ(2013-5-5 庄原市)

連休明け、今日から仕事です。

そろそろハチクマも本格的に動き出したようですね。今週末の天気予報が悪いので勤め人には少しつらい状況です。

さて、このGWに観察したスミレの中からケイリュウタチツボスミレを紹介します。

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ケイリュウタチツボスミレ1
谷川の岩場、増水したら水をかぶるような場所に咲いています。タチツボスミレが渓流の環境に適応した変種とされています。
大きく細長い花弁、ほとんど白い距、小さく基部が切形の葉が特徴です。
足場が無くてこの角度でしか撮影できませんでした。

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ケイリュウタチツボスミレ2
岩場のコケに生えています。もう少し低い位置から撮影したかったのですが、これが限度でした。

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ケイリュウタチツボスミレ3
岩のくぼみに咲いた花付きの良い株です。残念ながら少し花が終わりかかっています。


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ケイリュウタチツボスミレ4
やっと足場が確保できる場所で咲いているのを見つけました。たくさん咲いているのですが、いざ撮影するとなると難しいものです。

昨年のGWに観察したときは、完全に花が終わっていました。昨年は春が来るのは遅かったですが、その後は駆け足で進んだ感じでした。今年は春が来るのは早かったのですが、GW時点では昨年より足踏みをしているようです。

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2013年05月06日

オオバキスミレ3・ダイセンキスミレ(2013-5-3 庄原市)

GW後半、帰省にあわせてこの春みっつ目のオオバキスミレ「ダイセンキスミレ」を観察しに行ってきました。実家からほど近い吾妻山です。

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吾妻山山頂付近から望む池ノ原です。この日は不安定な天候で気温が低く、小雨がぱらつく一日でした。それでも小学生のグループが元気に登っていました。

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ダイセンキスミレ1
吾妻山の山頂付近は、長年の放牧と積雪の影響で草原と低灌木になっています。ダイセンキスミレは池ノ原のミズナラ林の林縁にも生育していますが、林縁の株は花が終わりかかっていました。草原や登山道わきの崩壊地の株はまだ大丈夫でした。

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ダイセンキスミレ2
登山道わきにある岩の割れ目に咲いています。茎は赤紫色で、葉は表面に光沢があり、葉脈が凹んでいます。

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ダイセンキスミレ3
登山道にある石の横に咲いています。今にも踏まれそうな場所なのですが、黄色い花は意外と目立つためか、皆さんよけてくれているようです。

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ダイセンキスミレ4
コケに生えた株。花に対して葉が小さく、全体に小型のスミレであることが判ります。ダイセンキスミレの一番の特徴ですね。

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ダイセンキスミレ5
山頂付近の低灌木の下に咲いた株です(2枚同じ株)。
雪が多いため低灌木は横に倒れています。ダイセンキスミレもこの厳しい環境に適応して、沢筋に生育するオオバキスミレより小型化したのでしょう。

この春はオオバキスミレを3タイプ観察することができました。種としては同じオオバキスミレですが、やはり異なるスミレだなあ・・・というのが率直な感想です。なかなか面白いので他のタイプも観察したいなあと思いますが、北に行かないと無理ですね。

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春の原生林2・野草と野鳥(2013-4-29 南丹市)

今日でGWも終了です。前半の原生林で春を楽しみ、後半の広島帰省では田植えの前後に吾妻山と帝釈峡に行きました。

さて春の原生林、野草と野鳥の紹介です。

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なお現在、この原生林への立ち入りは厳重に管理されています。当グループは野鳥調査を
長年継続しているため特別に許可を得て入山しています。
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ニホンリスの食痕と思われます。木の根元にクルミの殻がたくさん落ちていました。貯蔵していたクルミを冬の間に食べたのでしょう。この木には割れ目があったので、そこに貯めこんでいたのかもしれません。

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ミヤマカタバミ。
今年の春は早く訪れ、3月には例年より早く花が咲き始めましたが、4月は気温が低い日が続いたためか逆に昨年より花が遅れているようです。

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スミレサイシン。
スミレサイシンは昨年よりやや早く咲いている感じでした。野草も種類により気温等の影響する時期が違うのでしょうか。この春は花の見頃を予測するのが難しいです。

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キバシリ。
この原生林ではキバシリをたくさん観察できるのですが、今回は囀りを堪能できました。
私は野鳥の声については苦手なので次の時まで覚えていられるか少し不安です(笑)。木の幹を移動して餌を探しながらの複雑な囀り、姿もですがとても繊細な野鳥ですね。

夏鳥も順調に飛来しているようで、キビタキ、オオルリ、ツツドリ、サンショウクイ、クロツグミなどを観察できました。また、今年初のハチクマ、サシバも観察できラッキーでした。
昨年観察できたコノハズク、アカショウビンは観察できませんでしたが、前夜にはオオコノハズクの声が聴かれたそうです(私は熟睡していて×)。

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サンインシロカネソウ。
下を向いて咲く小さな花なので花の中を撮影するのは難しいのですが、一株だけ横を向いて咲いている株がありました。今年は花の数が少なく残念でした。

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ヤマエンゴサク。
春の原生林では野草の花はすくなく、目のつくのはバイケイソウの葉とトリカブトの葉です。沢沿いの土手にはヤマエンゴサクが彩りを添えていました。

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ミソサザイ。
沢沿いを歩いているとミソサザイがけたたましく鳴きだしました。いつもの囀りではありません。近くに巣があるみたいで警戒して鳴いているようです。繁殖に影響しないように早々に立ち去りました。

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イワカガミ(白花)。
林内のイワカガミはほとんど蕾でしたが、林道ではきれいに咲いていました。その中に今年も白花が一株咲いていました。

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調査を終えて帰路途中の林道からの風景。
春霞の中、芽吹きの黄緑と針葉樹の濃い緑の対比が早春の風景ですね。

原生林の調査、私も2年目です。今年はどんな出会いがあるか楽しみです。

posted by makokuni at 14:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 野草 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする