「春は曙」と言うことで、アケボノスミレを観察しに伊吹山に行ってきました。少し早いかなと思ったのですが、結果的には満開前のちょうど良い感じでした。
今年最初に観察したアケボノスミレ。登山道わきで朝日に照らされていました。日が当たり、花弁のピンク色がとんでしまいました。
アケボノスミレは花期がやや遅いイメージがあったので、少し時期が早いかなと思っていましたが、何とか観察できてほっとしました。
登山道から、昔大きな寺があったと言う尾根筋の草地にやっと出ました。アケボノスミレはこの付近で咲いているハズです。
林縁の草地を探すと、蕾がたくさんありました。横から撮影すると白くて太短い距がよくわかります。蕾の時期はピンク色が濃いですね。
二つ並んだ蕾。ならんで咲く姿を見たかったなあ・・・。
開花した株はポツポツと見つかりましたが、並んで咲いているのはなかなかありませんでした。
独特のピンク色の花弁をしています。側弁基部には毛が生えています。
やや逆光気味になると花弁が透けて、ピンク色が柔らかく感じますね。
花のまわりに葉がたくさんでています。花が咲いてから葉が伸びてくるのもアケボノスミレの特徴です。
最後にやっと二つ並んだアケボノスミレを見つけました。
アケボノスミレは30年以上前に初めて観察した株があまりにきれいだったので、まだそれ以上の出会いがありません。思い出を越えるのは難しいのかもしれませんね。