今回観察したかったヒカゲスミレです。葉の色がほとんどこげ茶なので、タカオスミレと言って良いかもしれません。
このスミレも時期的には少し早かったようで、花をつけている株は少なかったです。
上の写真と同じ株です。葉の表面、花茎に細かい毛が沢山あります。
あまり花付きの良いスミレではなく、咲いていても下を向いていたりで撮影には苦労するスミレです。
花弁の側弁基部には毛がたくさん生えています。
そして中央部には何とも言えない黄色のグラディエーションがあります。
この株は花が下向きに咲いています。この場所はヒカゲスミレがたくさんあったのですが、すべて葉が濃いタイプでした。
花の終わった5月頃には葉がかなり青々している印象があるので、寒さと濃い色の葉は関係があるのかもしれません。
まだ蕾ですが、花付きの良い株です。数日後にもう一度観察できたら良いんですが・・・。
珍しく葉が立ち上がった株です。明日には綺麗に咲いているでしょう。
ヒカゲスミレもなかなか良い状態の時に観察できません。来年もまた観察に行かねば。