2月下旬になり太陽の日射しは春めいてきました・・・が、この土日は寒波で寒いですね。
昨日は湖西北部の谷に入ろうと試みたのですが、膝上まである重たい雪で500mほど歩いた所でギブアップ。目的を切り替えて、北帰前のハクチョウたちを観察することにしました。
ハクチョウたちのいる場所あたりがちょうど雪雲の境の様で、雪が降ったり止んだり日射しがでたり曇ったりのめまぐるしい天気でした。
田んぼを探すと、まだ100羽を超すコハクチョウの群れが採餌していました。1月と2月初旬に観察したときは1か所で長時間採餌していましたが、今回は頻繁に移動をしていました。渡り前の行動でしょうか?
コハクチョウの飛翔写真を少しだけ撮影しました。雪の山をバックにとてもきれいでした。
近景。
採餌するコハクチョウの中に、オオハクチョウを見つけました。前回までは塒にしている内湖でしか観察できず、やっと近くで観察できました。渡りを前に内湖の餌が少なくなったのかな。
降雪の中、採餌するオオハクチョウ。嘴の黄色部分が嘴の先に向かって長く尖って鼻腔まで達するのが識別点です。内湖で水面下の植物を食べていたためか、コハクチョウより首から頭にかけて黄色く染まっています。
オオハクチョウは2羽確認できました。2月初旬には9羽いたと思うので、他の個体はすでに移動したのでしょう。幼鳥は確認できませんでした。
写真はマガンを撮影したものですが、後ろに写っているオオハクチョウの左目付近に茶色の染みがあります。近くで撮影した写真をみるともっとはっきりと写っているのですが、左目付近にケガをしているのではないかと、少し心配です。
採餌の行動を見ていると、この個体は泥の中に顔を突っ込んでいませんでした。
オオハクチョウ2羽とコハクチョウ2羽が首をあげて鳴き交わしています。飛び立ちの合図です。すると・・・やはり飛び立ちました。
滋賀でオオハクチョウが飛ぶのを見るのは初めてです。一緒に首をあげていた3羽も飛び立ち、少し北の田んぼに移動しました。
この冬の探鳥もそろそろ終わりです。3月になったら、春のタカの渡り、早春の花、サンショウウオの産卵などやりたいことがいっぱいです。仕事と町内会がネックになりそうだなあ・・・。