2012年12月24日

アカハジロ(2012-12-23 守山市)

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久しぶりに琵琶湖南東湖岸のカモを見に行ってきました。湖岸沿いにはそこそこカモが集まっていましたが、まだまだこれからという感じでした。沖合に大群がいたので冬によく観察するハジロカイツブリの群れかと思ったらミコアイサ大群で驚きました。

湖岸は比叡山や比良山から吹き降ろす風が正面からくるので、背を向けて内湖でカモを探します。写真の手前が内湖、車の奥が琵琶湖、その向こうには比良山系が雪をかぶっています。

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内湖は波も穏やかで、ホシハジロの群れが休んでいました・・・・が、あれ、ちょっと変わったカモがいます。

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寝ていますが緑色の頭と赤茶色の胸が目立ちます。

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しばらく観察しているとやっと顔をあげてくれました。やはり、アカハジロの♂でした。アカハジロは東アジアに分布する比較的珍しいカモです。私は2年ぶりの出会いです。
アカハジロは地味な色合いですがなかなか美しいカモだと思います。頭の色は光の状態によってかなり変わり、曇りではかなり黒みが強くなります。

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さかんに潜水して餌(黒い貝のようなもの?)を食べたあとは、ゆっくりと羽繕いをしていました。

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粘って何とかはばたきも撮影できました。そのあとは内湖の中央に移動して距離が遠くなってしまいました。もう少し観察したかったのですが、風がきつく寒くなってきたので終了しました。

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内湖の芦原ではチュウヒが見送ってくれました。久々の琵琶湖でしたがなかなか楽しめました。
年内に湖北のヒシクイやオオワシにも会いに行きたいし、正月の帰省に合わせて出雲あたりにも行けたらと思っています。

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2012-12-24追記
このアカハジロ、2週間前から観察されているようです。野鳥情報とはほぼ無縁なので、たまたま観察できてラッキーでした。

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2012年12月09日

雪の原生林(3) キノコ (2012-12-2 南丹市)

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ツルアジサイにつららが・・・。



雪の原生林の最後はキノコです。キノコは秋と思われがちですが、冬はキノコの季節でもあります。寒い時期、キノコの菌糸は静かに木を分解しているのです。


今回一番目についたのは、このキノコです。先月にもたくさんありましたが、今回は雪をかぶって冬のキノコそのものでした。

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ナメコ1

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ナメコ2


もう一つ、たくさん見かけたのがムキタケです。大きなキノコでキノコらしい香りの食用キノコです。

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ムキタケ


その他にいろんなキノコがありました。多孔菌の仲間はこれまであまり意識したことがなかったのですが、なかなか面白いキノコだと判りました。

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ハカワラタケ?


木の表面に菌糸が出てくるくらい、木全体にキノコの菌糸が回っているようです。この木ももう少しで倒れるでしょう。
多孔菌ではキコブタケやカワラタケなども観察しました。若い株はかなり印象が違うキノコでした。


帰りの林道脇で雪の中からでた小さなキノコを見つけました。このキノコも今頃は新たな雪で埋もれていることでしょう。

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アシナガタケ?

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トチ

最後はトチの冬芽です。寒いですが来春の準備はすでに始まっているようです。
来年の春までこの森は雪で覆われます。こちらも春の準備をしながら冬を過ごしましょう。

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2012年12月06日

雪の原生林(2) アニマルトラック (2012-12-2 南丹市)

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ハダカホオズキ実・・・残念、水滴中の雪景色は?


雪の原生林、2回目はアニマルトラック(動物の足跡)です。人が入っていない新雪の林道や林床には動物たちの足跡がたくさんありました。

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林道を歩き始めると平行に二つの足跡が残っていました。
右側は蹄の跡が2つなのでニホンジカかニホンカモシカのどちらか、可能性としてはニホンジカだと思います。
左側は3個の足跡の繰り返しが悩ましいのですが、テンの可能性が高いと思います。

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人が歩くところは多くの動物も利用しています。川に架かる小さな橋にも足跡がありました。おそらくテンが尺取虫みたいな歩き方をした跡だと思います。

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こちらは林道で見つけた足跡。写真では判りにくいと思いますが、ツグミ程度の大きさと思われる小鳥の足跡です。2回ホッピングしてすぐ飛び立ったようです。

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複雑な動きの足跡ですね。蹄を引きづりながら歩いていますが、急に方向を変えています。イノシシの足跡だと思います。

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木の根元にある穴から小さな足跡が続いていました。よく見ると足跡の間に細い線があります。長い尾を引きずって歩いているようです。これなネズミの仲間の足跡ですね。

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最後はこの足跡です。これは特徴的な形なので判りやすいですね。右向きに歩いていったニホンリスの足跡です。左側が前足、右側が後ろ足です。前足をついてその前に後ろ足をつくのでこの足跡になります。

その他にキツネやアナグマ?の足跡もあったのですが写真を撮っていませんでした。
新雪で足の形がはっきりと残っていないので歩行のパターンで同定しようと試みたのですが、テンだけでもいろんな歩き方をしているようでなかなか難しいと判りました。
チャンスがあれば形がはっきりと判る足跡を探して撮影したいと思います。

posted by makokuni at 21:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月04日

雪の原生林(1) (2012年12月2日 南丹市)

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先日の日曜日(12月2日)に京都北部にある原生林の野鳥調査に同行させていただきました。
前日夕方から雪が降り始めましたが、当日は風もなく快適な雪山トレッキングとなりました。

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なお現在、この原生林への立ち入りは厳重に管理されています。当グループは野鳥調査を長年継続しているため特別に許可を得て入山しています。
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人が歩いていない雪道を進むといろんな発見がありました。いつもは撮影できない雪との組み合わせで写真撮影を楽しみました。

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雪が落ち葉(ミズナラ)の上に薄く積もっています。この葉も雪に埋もれて徐々に分解していくことでしょう。

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トリカブト実。雪がなければなんて事のない情景ですが、朝日で雪の上にきれいなアーチができました。

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雪の上に落ちたミズナラのドングリです。ネズミやリスはまだ集めている時期でしょうか?

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雪上で休むガの仲間です。この日は雪景色の中を飛ぶガをたくさん観察しました。名前は現在調査中ですが、まだ判明していません。冬場のガとしてはフユシャクガの仲間が有名ですが、ちょっと違うようです。蛾に詳しい方、名前をお教えいただけたらありがたいです。

今回一番びっくりしたのが、これです・・・・。

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ヒダサンショウウオでした。ヒダサンショウウオは産卵期である早春には水場で観察できるのですが、まさかこの時期に出会えるとは思いませんでした。
それも、次の写真の個体と合わせて2個体もです。林道脇の斜面から雪の上を移動した跡が残っていました。

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ヒダサンショウウオの雄は、来春の繁殖期に備えて年内に水場に移動して越冬すると言われています。水場に移動中の個体なのでしょう。
それでも雪中移動しなくてもと思います。残念ながら両個体とも雪の上で凍っていました。
死んでいる可能性もありますが、サンショウウオの生命力なら生きている気がします。凍った地中で越冬した例とかの文献もあるので・・・。
帰り道でもう一度探しましたが、姿はありませんでした。無事解凍して移動できたことを祈ります。



今回はこれまで。あとはアニマルトラッキングと冬のキノコを紹介予定です。

posted by makokuni at 20:38| Comment(4) | TrackBack(0) | 生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする