キスミレの傍らにヒロハノアマナが群生していました。
到着したときはまだ花が開いていませんでしたが、日が高くなるにつれて開いてきました。
2012年03月31日
ヒロハノアマナ(2012-3-29 豊橋市)
キスミレ(2012-3-29 豊橋市)
今週末も雨になりました。最近このパターンが続きサラリーマンには少々きついですね。と言う訳で、週末の雨を見越して木曜日に休みをいただきました。
日本海側で春を探そうと思っていたのですが、ふと思い立って愛知県豊橋市へ行ってきました。
4時半に家を出て名神と東名を走り、4時間後には山の稜線にいました。
目的はキスミレです。キスミレは九州の九重や阿蘇、富士山麓などの群落が有名ですが、近畿地方には自生していません。一番近い自生地がこの豊橋市の自生地ではないでしょうか。
稜線をすすむとなだらかな鞍部にでました。柴刈りされた空間に黄色い花が咲いています。初めての出会いにドキドキです。
春の陽を浴びて黄色が鮮やかです。
キスミレは笹などが茂ると生育できなくなるので、地元の方が柴刈り等の管理をされているとのことでした。
全体の大きさに対して、花はかなり大きく感じます。葉も独特の色合いで表面がビロードのようです。
花弁の裏側は紅紫で、距は短いのが判ります。
ちょっと逆光で撮影してみました。あまり芸術的な(?)写真は撮らないので、こんなんでどうでしょう?
2012年03月25日
ミチノクフクジュソウ(2012-3-25 庄原市東城町)
広島県庄原市の実家に帰省してきました。昨年11月に亡くなった母の納骨を行いました。
春らしい天気を期待したのですが、昨日は風雨、今日は風雪と春とは思えない激しい天気でした。それでも今日の午前中に庄原近辺の春の花を観察してきました。
先ずは、東城町のミチノクフクジュソウです。
時々日が射すものの雪が断続的に降る天気でしたので、やはり開花していませんでした。
日射しがあるものの雪が降っています。
一時激しく雪が降りました。
こんな天気でのフクジュソウもなかなか味わい深いと思いました。
2012年03月22日
早春の花めぐりV・バイカオウレン(2012-3-20 甲賀市)
早春の花めぐり、最後はとある古いお寺の参道に咲くこの花です。
真上から撮影すると梅の花のように見えるので、バイカオウレンと名づけられたのでしょう。
写真では判りにくいですが、この花も非常に小さな花です。
参道脇にびっしりと生育しているのですが、花はまだまだ3分咲きといった感じでした。3月3日に観察したときはやっと花芽がでたところでしたが、予想よりさらに遅い感じです。
とりあえず、車を走らせて早春に観察したかった花を短時間にざっと回った一日となりました。
今年もフクジュソウの自生地に行けなかったのは残念ですが、来年の宿題にとっておきましょう。
2012年03月21日
早春の花めぐりU・ユキワリイチゲ(2012-3-20 甲賀市)
伊吹山麓でセツブンソウやスハマソウを楽しんだ後、一気に南下して甲賀市土山町へ移動しました。3月3日に訪れた時は蕾だったユキワリイチゲの群落を観察するためです。
イチゲの仲間は太陽があたらないと開いてくれません。朝からいい天気なので期待して現地に到着・・・、2年ぶりに満開のユキワリイチゲに出会えました。
2012年03月20日
早春の花めぐりT・セツブンソウ(2012-3-20 米原市)
最近、会議会議の連続で少々疲れています。今日はゆっくり休もうと思っていましたが、朝起きると、なかなかいい天気。今日を逃したら、早春の花たちを見過ごす可能性が高くなります。
フクジュソウを探しに行こうかと思ったのですが探索するには時間的に難しいかな・・・と有名自生地を回ることにしました。
先ずやってきたのは米原市の伊吹山麓。今年もセブンソウを観察することができました。この冬も雪が多かったので、開花はかなり遅れているようで、ちょうど見ごろになった感じです。
ミツバチがたくさん飛び交っていました。小さな花ですが蜜があるのでしょうか。ミツバチ以外にはテングチョウがいましたが、こちらはセツブンソウには来ませんでした。
いつも同じような写真になるので、今回はちょっと引いた感じで撮影してみました。
その他の花は、スハマソウ、フクジュソウ(植栽かな)、アオイスミレ、アズマイチゲくらいかな。アズマイチゲは今回もきれいに咲いているのを観察できませんでした。午前中だか仕方ないかな。
2012年03月13日
水の中は・・・
2012年03月04日
カスミサンショウウオ(2012-3-3 甲賀市甲賀町)
ユキワリイチゲの観察に行く途中にちょっと寄り道で探し物をしてみました。
甲賀市付近には雰囲気の良い里山があちこちにあります。
県道の道端に車を止めて、山際の田んぼに入ってみました。
田んぼは春を迎える準備が進んでいました。山際に掘られた水路(承水路と言うそうです)は、山から直接冷たい水が田んぼに入るのを防ぎ水を温めるのが目的とのことです。
この水路がアカガエルやカスミサンショウウオの恰好の産卵場所になっています。
一番手前にある丸いドーナッツ状のものがカスミサンショウウオの卵嚢です。たくさんあるのはアカガエルの卵塊です。
三面張りの水路よりやはりこんな場所がいいですね。
アカガエルの卵塊の脇に、産卵後間もないカスミサンショウウオの卵嚢(下写真の右下)がありました。これは♂が近くに隠れているかもしれません。
そっとアカガエルの卵塊を動かすと・・・、いました。
今シーズン初のカスミサンショウウオ成体です。近くにもう一個体、尾の切れた♂がいました。もう少し産卵シーズンは続くのでしょうか?
甲賀市付近はカスミサンショウウオがまだ生息できる環境が残っているようです。適当に車を止めて入った田んぼのほとんどで卵嚢を確認できました。
一度夜に産卵行動を観察に来たいなあ・・・、と思いましたがやっぱりこの時期寒いだろうなあ。