今日は急に冷え込んできました。そのせいかお腹の調子が今ひとつです。仕事関係のフォローも集中して精神的に胃にきているだけかもしれませんが・・・。
さて、先日クロツバメシジミを見た後、伊丹市でシルビアシジミを探しました。
シルビアシジミは全国的に減少著しい蝶で、滋賀県ではすでに観察できなくなっています。伊丹のシルビアシジミはミヤコグサではなくヤハズソウやシロツメクサを食草にしているとのことで、特異な個体群と考えて良いと思います。
生息地の環境です。河川敷から堤防の土手にかけての草地です。広い場所なので、食草であるシロツメクサを先ず探したのですが、結局かなり狭い場所にのみ生えていました。
シロツメクサの生えている場所を探すと・・・
いました、シルビアシジミです。かなり色合いがくすんだ感じですが、表面が擦れているのでしょうか?
しばらくすると開翅してくれました。
雌で良いのでしょうか。この個体はかなり小さかったと思います。
別の個体も観察できました。
1番目の個体より大きく、色や斑紋も明瞭です。この個体にはヤマトシジミの雄がかなりまとわりついて求愛動作的な行動を取っていました。
2番目の個体と同一個体だと思って撮影したのですが、写真を比べると斑紋が違って別個体の様です。少なくとも3個体を観察したことになりますね。
なかなか味わい深い蝶なのですが、素人の私にはヤマトシジミとの区別が翅裏の斑紋を見ないとできないので、なかなか手強い蝶でもありました。
シルビアシジミは希少性も手伝ってか人気のある蝶のようです。この場所でもネットを持った人を2人確認しました。下手したら観察した蝶より多くなりそうです。蝶の採集を自主規制した方がより長く蝶を楽しめることにつながると思うのですが。